阪急交通社が運営する旅行サイト内で、検索数の多かった観光列車トップ10が7月31日に発表された。2018年7月1日から2019年6月30日までの1年間の検索回数を集計した。

  • 近鉄の観光特急「しまかぜ」

検索回数1位は近畿日本鉄道の観光特急「しまかぜ」。「乗ること自体が楽しみとなる」をコンセプトにラグジュアリーな列車旅を提供する同列車は、3回連続の1位獲得となった。2位はJR四国の観光列車「四国まんなか千年ものがたり」。車両ごとにコンセプトが異なるつくりや車窓の景色、地元の新鮮な食材を使った本格的な料理などが支持され、前回の初登場時から連続で2位となった。

3位のJR九州「ゆふいんの森」は2回連続で順位を上げ、トップ3入りを果たした。4位以下はJR西日本「花嫁のれん」、JR西日本「SLやまぐち号」、JR東日本「SL銀河」、大井川鐵道「きかんしゃトーマス号」、JR四国「伊予灘ものがたり」、JR九州「或る列車」、肥薩おれんじ鉄道「おれんじ食堂」の順となった。

  • JR四国の観光列車「四国まんなか千年ものがたり」

  • JR九州のD&S列車、特急「ゆふいんの森」

トップ10のうち9列車は前回もランクインしており、上位の観光列車の人気がしっかり定着していることがうかがえる。5位から7位まではSL列車が占め、根強い人気を表す結果となった。