お笑い賞レース『女芸人No.1決定戦 THE W 2019』(決勝=日本テレビ系で12月生放送)の制作発表会見がこのほど、東京・汐留の同局で行われ、会見のピンチを、MCの水卜麻美アナウンサーが自虐ネタで乗り切った。

  • 水卜麻美アナウンサー(左)と右ひざのアザ

3回目となる今年の決勝も、チュートリアルの徳井義実と水卜アナがMCでタッグ。この会見も2人が出席することになっていたが、徳井が交通事情で開始予定時刻に間に合わないという事態が発生した。プロデューサーによる概要や例年からの変更点説明などでつなぐも、徳井の到着まで時間を埋めることはできない。

すると、水卜アナがひょっこりと姿を見せ、急きょ“前説”を行うことに。経験のない水卜アナは、見よう見まねで「今日はどちらからいらしゃいましたか?」「ジメジメしてきましたね」と呼びかけたが、“これでは持たない”と覚悟したのか、「本邦初公開です」というネタを披露した。

それは「マンホールで滑りまして、ここにえげつないアザを作ってしまったんです」というもので、右ひざにできた痛々しい状況を披露。「経験あるかと思うんですけど、転んだときはあんまり痛くないじゃないですか。“転んだことの恥ずかしさ”でその場を逃げ出したいということだけが頭いっぱいで、『私、全然今転んでないですからね』みたいな顔をしてバーっと立ち去って、次の日に普通に『スッキリ』に出ようとしてスカートを履いたら『何これ!?』って思って。でも、どのときに転んだのか覚えてなくて、周りの友達に『私って昨日転んだの?』って確認したら、『派手にマンホールで転んでたよ』って言われて、そしたらこんなことになってて…」と、アザ形成から判明までの経緯を明かした。

しかし、毎朝生放送がある水卜アナ。「どうしようと思って『スッキリ』にずっとロングスカートで出てたんですけど、今日は『ちょっとドレッシーで』というオーダーがあったりなかったり…まぁ勝手にやってきたんですけど、結婚式でいつも着ている一張羅の黒いワンピースを着たら、ひざが意外に出るスカートだったということで、皆さまに『あいつは一体どうしたんだ?』って思われる前に先に発表しておこうかなと思って、言いました」と、自ら切り出した理由を語った。

こうして流れるようなトークで盛り上げ、「本当に私の超絶しょうもない前説にお付き合いいただいて、ありがとうございました! せっかくなので形式を守りまして、もう1回出てきたいと思いますので、1回引っ込みます。本当にお付き合いありがとうございました」と謙虚にあいさつ。会見のピンチを救った水卜アナに、報道陣と関係者からは大きな拍手が沸き起こっていた。

『THE W』は、女性であれば誰でも出場でき、ジャンルも問わず、優勝賞金1,000万円。今年から「コントとピン」「グループとコンビ」など“併願エントリー”も2エントリーまで可能で、新たに動画エントリーも受け付ける。

出場エントリーは、きょう19日から8月10日23時までで、1回戦・2回戦をへて、10月24・25日に準決勝、12月に生放送で決勝が行われる。