女優の小池栄子と鈴木保奈美が20日、東京・台場のフジテレビで行われた同局開局60周年特別企画ドラマ『大奥 最終章』(25日20:00~22:54)の記者会見で、劇中での互いの怖さを振り返った。

  • 鈴木保奈美(左)と小池栄子

徳川8代将軍・吉宗の時代を舞台に、6代将軍・徳川家宣の側室・月光院を演じる小池と、家宣の正室・天英院を演じる鈴木。劇中では、激しいバトルを繰り広げることになるが、「もっと激しいバトルをやりたかった」(鈴木)、「ですね、もっとやりたかった」(小池)と、物足りなかった様子だ。

また、小池は「保奈美さんにお会いできるんだって(クランク)インするまえからとってもうれしかった」というが、「一度見られてロックされた凍りつきますね。それが迫力なんだなと、佇まいを拝見していて勉強になりました」「めっちゃ怖かったです!」とい回想。鈴木も「廊下の向こうから月光院様がこちらをにらみながら来ると、本当に目が落ちそうで怖い。蛇に睨まれた蛙のようでした」と話し、互いの威圧感を絶賛し合った。

実際の生活でバトルに巻き込まれそうになったらという質問に、主演の木村文乃は「逃げます」と即答し、鈴木は「ケンカっ早いので、ドロドロ引きずることなく、サクッと終わって帰っていくと思う」と回答。

そんな中で小池は「私はたぶん戦う人だと思われると思うんですが、意外と争いごとは好きじゃなくて、自分の幼い頃を考えると“太鼓持ち”的な感じで『この人こう言ってましたよ』『あの人こう言ってましたよ』と言って、最終的にクラスでひとりぼっちになると思う。みんなに良い顔してハブにされる“告げ口魔”(笑)」と、予想外の一面を明かした。

今作は、総額1億円超という豪華衣装も見どころ。会見では、艶やかな着物に身を包んだ木村、小池、鈴木が、それぞれランウェイを練り歩くショーも繰り広げられた。

  • (左から)鈴木保奈美、木村文乃、小池栄子