GACKT主演のフジテレビ系月9ドラマ『ブラックトリック~裁きを操る弁護人~』(毎週月曜21:00~)は、放送が始まった後も視聴者の反応を取り込みながら進化を続けている。初回放送後にはGACKTの声について寄せられた意見を受け、すでに納品していた音声を再調整。さらに、現場から上がるアイデアを次々と取り入れているという。

企画を手掛ける牧野正プロデューサーに、長年大切にしている“パッケージ感”というドラマ作りの哲学と、それを支えるプロフェッショナル集団について聞いた。

  • GACKT (C)フジテレビ

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視聴者が手に取りたくなるパッケージを

牧野Pには、ドラマ作りで長く大切にしてきた考え方がある。

「まず、自分自身が『面白いな』と思うことがスタートライン。それはずっと変わらないです。その次に一番こだわっているのが、“パッケージ感”なんですよね」

その意味を、お店に並ぶ商品に例える。

「『あ、この商品見たことないな』『ちょっと手に取ってみようかな』と思うことがあるじゃないですか。ドラマもそういうふうに少しでも興味を持ってもらえるようにと作っています」

『ブラックトリック』では、リーガルドラマに“嘘”という要素を加え、主人公を弁護士と一級建築士の二刀流に設定。でっち上げの“設計図”を描いて事件を解決していくという仕掛けを盛り込んだ。

一方で、本作には話題を集める「モナキ」が登場するなど、“今”の空気も積極的に織り込まれている。

「今回は比較的放送ギリギリのタイミングで脚本を作って、撮影に入っているので、『これは今入れても大丈夫だな』と判断できるところもあります。キャストもそうですけど、少し先取りしながら、新しいことを取り入れていきたいとは思いますね」

ただ、新しさばかりを追うわけではない。

「基本さえちゃんと押さえていれば、間違いはないと思うんですが、流行っているものばかりにとらわれてしまうと、基本の(自分の)フォームがガタガタになる可能性がある。挑戦することも大事ですが、自分を見失わないことも大切だと思います」

基本という土台を固めたうえで、時代の空気や新しいアイデアを重ねる。そのバランスが、牧野Pの言う“パッケージ感”につながっている。

  • (C)フジテレビ

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GACKTも驚いた撮影の速さ、映画界の精鋭が集結する現場

そんな作品を映像面で支えているのが、映画界でも実績を重ねてきたスタッフたちだ。

撮影監督を務めるのは、映画『キングダム 大将軍の帰還』で日本アカデミー賞最優秀撮影賞を受賞した佐光朗氏。照明は、同作で最優秀照明賞を受賞した加瀬弘行氏が担当。

「彼らはいつも一緒にやっているのですが、チームとしてすごく熟練しています。スタッフの人数も多いですが、撮影監督の佐光さんを中心に面白い映像を撮るため、それぞれが自分のやるべきことを理解し的確に動いていて、洗練されているんです。本当にプロフェッショナル集団で、贅沢な現場です。その分、お金もかかっていますけど(笑)」

GACKTもX(Twitter)で、『ブラックトリック』の撮影クルーの仕事の速さに驚いたことを明かしている。