道南いさりび鉄道はこのほど、JR標準塗色で運用していたキハ40形1両の塗色を変更すると発表した。現行の塗色での運行は2019年1月12日の木古内駅8時19分発、函館行の列車が最後となる。

  • 道南いさりび鉄道キハ40形の普通列車(2016年撮影)。先頭車がキハ40-1798号機

道南いさりび鉄道が所有するキハ40形9両は、そのすべてが江差線の運営をJR北海道から引き継いだ際に譲渡されたもの。うち2両は開業当初からネイビーブルーを基調としたオリジナル塗装で運行。残りの車両についても順次塗色変更を行い、これまでにオレンジ色・濃緑色・濃赤色・白色からなる「道南の四季」シリーズ5両と、旧国鉄塗色(朱色5号)1両が登場した。譲渡を受けてから塗色を変更せず、JR標準塗色のままで運行している車両はキハ40-1798号機の1両のみとなっていた。

今回、同社はキハ40-1798号機が2019年1月に定期検査を迎えることから、塗色の変更を決定。新しい塗色については公表しておらず、「決まり次第、改めてお知らせします」としている。新塗色での運用開始は3月下旬を見込んでいる。

キハ40-1798号機のJR標準塗色での運用最終日とその前日は、所定の便で記念乗車証を配布する。1月11日は函館駅13時29分発(木古内行)と木古内駅15時18分発(函館行)の列車、1月12日は函館駅7時4分発(木古内行)と木古内駅8時19分発(函館行)の列車で、いずれも上磯~茂辺地間を走行中の車内で配布する。