道南いさりび鉄道は28日から、アテンダントスタッフによる定期列車への添乗を開始する。週末や繁忙期を中心にアテンダントスタッフが乗車し、利用者へのサービス向上や沿線地域のファン作りをめざす。
アテンダントは昨年4月に導入され、これまで団体客への案内などを担当してきたが、大型連休を機に通常の定期列車でもサービスを開始する。4月28日から5月6日までの連休期間中は毎日、定期列車1往復に乗車。5月はその他、毎週金曜日と日曜日にも、同じく定期列車1往復に乗車する。
乗車する列車は、函館駅10時40分発の木古内行と木古内駅12時33分発の函館行、または函館駅15時13分発の木古内行と木古内駅16時32分発の函館行とされ、どちらのスケジュールで乗車するかは同社サイトにて公表するとのこと。6月以降の予定も、乗車前月の下旬に同社サイトで発表する。
車内ではおもに上磯~木古内間で沿線の観光ポイントや車窓から見える景色を案内するほか、全区間を通して年配者や体の不自由な人、大きな荷物を持っている人などの乗降サポートを行う。乗降者の多い五稜郭~上磯間では、ワンマン列車運転士の補助も行う。
添乗開始を記念し、4月28日から5月6日までの期間中にアテンダントが乗車する列車を利用した人には、上磯~茂辺地間で乗車記念カードを1人1枚ずつ配布する。