夏が近づき、怪談やホラーもまた、そのシーズンを迎える。人気のないオフィスを舞台にしたホラーも多くあり、会社員であれば、自分の会社や職場にまつわる怪談話を聞いたり、実際に体験したという人もいるかもしれない。

そこで今回は、マイナビニュース会員のうち会社員501名に「職場で恐怖体験をしたことがあるか」について聞いてみた。

  • 怪談やホラーのシーズンが近づいてきた

    怪談やホラーのシーズンが近づいてきた!

Q.職場で恐怖体験をしたことがありますか?

  • Q.職場で恐怖体験をしたことがありますか?

    Q.職場で恐怖体験をしたことがありますか?

ある 35.3%
ない 64.7%

Q.それはどのような体験でしたか? 具体的に教えてください

■「人の気配を感じた/声が聞こえた」

  • 「ひとり残ってフロアーを掃除していたら泣き声が聞こえてきた。あとで聞くと、そういう体験をした人が他にもいたらしい」(49歳男性/レジャーサービス・アミューズメント・アート・芸能関連/営業関連)
  • 「夜勤がある仕事で、夜中、仮眠を取っていたら仮眠室の扉が開いており、扉の向こうの通路に小人らしきモノが足音を立てて走り去って行きました」(37歳男性/警察・消防・自衛隊/公共サービス関連)
  • 「事務所でシャッターを下ろし、フロアに誰もいない状態でひとりで残業していた。さあ帰ろうと片付けをしていたら、女性の笑い声とひそひそ話声が聞こえた。数十分前に帰った職員かなと思ったが、このビルは夜になると外からは中に入れない。『そうよね』『きっとそうよ』といいながらシャッター前まで近付き、最後に低い声で『いるわよ、きっと』といわれた。最後、またぱたはたと足を立てて遠ざかった。後日、後輩が同じ足音を聞いている」(46歳男性/教育/事務・企画・経営関連)
  • 「深夜勤務の時に、誰もいないはずの通路から足音が聞こえた。確認しても誰もいなかった。後から同僚に聞いてもそこは通っていないと言っていた」(43歳男性/人材派遣・人材紹介/その他技術職)
  • 「地方の拠点に出張に行った際に、そこに併設している宿泊施設に泊まることになりました。町からは離れているため、夜はその施設の誰かの部屋で酒を飲むのですが、私と一緒にきた数人しか泊まっていないはずのその施設で、何人かが明らかに別の人を見たと言いだしました。結局それだけだったのですが、後から聞いた話では、そこの施設は以前から何かが出ると言われていて、出張が多くよくその施設を使う人は必ず『東棟の部屋』だけはやめるようにリクエストを出すらしいです。後から聞いてぞっとしました」(34歳男性/コンピューター機器/事務・企画・経営関連)
  • 「夜間、実験室でひとり作業中、硝子戸に人の気配を感じたので、近くにあった掃除道具で音を立てながらで近づいていくとバタンと音を立てて逃げていくようでした。社内には夜警さんしかいないはずなのに、怖かったです」(47歳女性/建設・土木/建築・土木関連技術職)
  • 「現役運転士です。路線を運転している時ですが、大阪のあるターミナル駅近くの急カーブを通過すると、『死にたくないよー』という声がします。詳細は伏せますが、107人が死亡した現場です。そういういわくつきの場所であるのです。霊はぜんぜん成仏していません」(23歳女性/官公庁/その他・専業主婦等)

■「人間関係や仕事上のトラブル」

  • 「無料にして欲しいがためにくだらないことでネチネチと、ひたすら電話をかけてくるクレーマーには恐怖を感じました」(40歳男性/建設・土木/建築・土木関連技術職)
  • 「就業時間終了後、となりのとなりの部署の営業一課で、課長とその部下と派遣のアシスタントの三角関係トラブルを目撃した。約半年は続いて、業務にものすごい支障をきたしていた。いろいろしでかしながら、最終的には方々を散々巻き込んで破局。最初知ってしまった時、当初は興味本位程度だったが、万が一当事者のひとりだったらと、いま思うとゾッとする」(41歳男性/専門商社/営業関連)
  • 「販売業務をしている時に、こちらはお客様という意味で接していたのですが勘違いされたらしく、毎日来られてストーカーまがいなことをされて怖かったです」(59歳女性/医療用機器・医療関連/専門サービス関連)
  • 「幽霊みたいな同僚がいた」(46歳男性/公益・特殊・独立行政法人/公共サービス関連)

■「不審な物音がした」

  • 「宿直の時、廊下で変な音が気になって眠れなかった」(51歳男性/建設・土木/営業関連)
  • 「以前勤めていた病院の霊安室で、誰もいないのに物音がしました」(50歳男性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)
  • 「誰もいない仮眠室から物音がして行ってみたが、当然誰もいなく、冷気が漂っているようで寒気がした」(43歳女性/広告・出版・印刷/事務・企画・経営関連)
  • 「倉庫の奥の方から夜中、変な音がすることがある」(54歳男性/海運・鉄道・空輸・陸運/IT関連技術職)
  • 「昼夜を問わず、マグネットをパーテーションに付けるような『ラップ音』がする。地下なので余計不気味です」(49歳男性/ビル管理・メンテナンス/技能工・運輸・設備関連)

■「勝手に電源が入った、落ちたなど」

  • 「全部の電気を消したのに、気がつけば一部がついている」(50歳男性/その他電気・電子関連/技能工・運輸・設備関連)
  • 「深夜ひとりで仕事をしていると、一切蛇口には触れていないのに、突然水道の蛇口から大量の水が吹き出した……」(45歳男性/精密機器/メカトロ関連技術職)
  • 「使用していないはずのパソコンがいきなり起動し、山奥の風景と老婆の姿が写し出された。しかし、電源すら入ってなかった」(45歳男性/総合商社/事務・企画・経営関連)
  • 「ひとり残業していたら、プリンターから印刷物が出てきた」(44歳女性/コンピューター機器/IT関連技術職)
  • 「職場ではないのですが、海外出張中の夜ご飯を食べている時に、食事中のレストランだけが10分くらい停電して、後で聞いた話ですが、ちょうどその時間にレストランの経営者が亡くなったそうです」(56歳男性/その他/メカトロ関連技術職)

■「事故や災害に遭遇した」

  • 「若い頃、フォークリフトの合図をしていて荷物に挟まれた」(60歳男性/農業協同組合/技能工・運輸・設備関連)
  • 「東日本大震災の時、ビルの5階だったが異常に揺れた」(45歳男性/サービス/事務・企画・経営関連)
  • 「警備の仕事で台風の直撃、警備小屋に折れた木が落ちてきた」(49歳男性/サービス/専門サービス関連)

■「金縛りや超常現象を体験した」

  • 「火災後の建築現場で、明らかにこの世の者ではない方を見た」(42歳男性/建設・土木/建築・土木関連技術職)
  • 「宿泊勤務なのですが、足元から猛烈に寒気がして金縛りにあい、霊がお腹の上に馬乗りになった」(44歳男性/海運・鉄道・空輸・陸運/技能工・運輸・設備関連)
  • 「敷地内の老木の周囲を清掃していて、誤って老木の枝を折ってしまった時、清掃を担当していたグループ全員が翌日に一斉に原因不明の発熱」(51歳男性/海運・鉄道・空輸・陸運/技能工・運輸・設備関連)
  • 「火の玉が飛んでいた」(48歳男性/設備工事/技能工・運輸・設備関連)

■「ものが壊れた、移動したなど」

  • 「誰もいなかった現場で、製品が勝手に移動していた」(49歳男性/その他メーカー/技能工・運輸・設備関連)
  • 「地下倉庫でひとりで作業していた時に、段ボールが奥から順番に崩れ出したこと。それぞれの荷物は特に隣りあっておらず、間が開いていたのに順に崩れ出したのにはびっくりした」(37歳男性/海運・鉄道・空輸・陸運/事務・企画・経営関連)
  • 「オフィスで無風状態なのに、物がバタバタと何の脈絡もなく倒れたことがあった」(38歳男性/その他/事務・企画・経営関連)
  • 「工場内で、出ると噂高いスポットがあります。そこに行くと締め切っているはずの窓付近のプレートが、空調もないのに揺れている」(38歳女性/不動産/事務・企画・経営関連)

■「その他」

  • 「誰も使ったことのないはずの新品の棚から、古い傘が出てきた」(26歳女性/ガラス・化学・石油/IT関連技術職)
  • 「夜中にひとりで残業していると夜中に電話が……。電話の相手は警備会社の人でした。『何時まで仕事しますか?』だって。こっちも早く帰りたいのにね」(41歳男性/精密機器/技能工・運輸・設備関連)
  • 「ひとりで深夜残業中に、いきなり人が何も言わずに事務所に入ってきた。正体は警備員でした」(40歳男性/その他電気・電子関連/事務・企画・経営関連)
  • 「夜間に誰もいないはずの会議室へ行ったところ、上司が睡眠を取っていた」(43歳男性/物流・倉庫/営業関連)

■総評

調査の結果、職場で恐怖体験をしたことがある人は35.3%で、全体の3分の1ほどが体験者ということがわかった。どのような体験をしたのかを聞くと、「人の気配を感じた/声が聞こえた」が20.9%でもっとも多かった。続いて、2位「人間関係や仕事上のトラブル」(15.3%)、3位「不審な物音がした」(14.7%)、4位「勝手に電源が入った、落ちたなど」(10.2%)、5位「事故や災害に遭遇した」「金縛りや超常現象を体験した」(各6.2%)、7位「ものが壊れた、移動したなど」(5.1%)となった。「その他」は16.4%、「回答なし」は6.2%だった。

職場での恐怖体験は、3割以上の人が経験している。体験談としては、ひとりで残業していたり夜勤をしている時に、いないはずの人の気配を感じたり、話し声や足音を聞いたというものが多かった。やはり深夜の時間帯は周りも静かで、自分の神経も研ぎ澄まされるため、少しの物音にも過敏に反応してしまうという事情があるかもしれない。

ただし、寄せられたエピソードの中には怪談めいて、読んでいて思わず背筋が寒くなるようなものもあった。いずれにせよ、「人の気配を感じた/声が聞こえた」を始め、「不審な物音がした」「勝手に電源が入った、落ちた」「ものが壊れた、移動した」など、ひとりっきりの時には決して経験したくない現象ということは間違いないようだ。

2位の「人間関係や仕事上のトラブル」や、5位「事故や災害に遭遇した」は、同じ"恐怖"体験でも質が違う。こちらはあくまでも日常で遭遇しうるタイプの恐怖であり、その理由は明確だ。それなりの対処も可能かもしれないが、遭遇した本人にとっては恐怖以外の何物でもなかったのかもしれない。

同5位「金縛りや超常現象を体験した」は、体が硬直したり幽霊や火の玉を目撃したりと、気配を感じるなどよりは、かなりリアルな恐怖体験が綴られている。実際の恐怖体験の多くは実は気のせいだったり、何かの勘違いだったりすることも多いだろうが、こちらは何か、"本物"を感じさせてくれるエピソードでとても興味深かった。

職場での恐怖体験の経験者は意外と多いことがわかった今回のアンケート。 深夜の残業には十分ご注意いただきたい。

調査時期: 2018年5月25日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 501人
調査方法: インターネットログイン式アンケート

※写真と本文は関係ありません