世のビジネスパーソンは「残業」とどのように付き合っているのだろうか。マイナビニュース会員308人のうち「残業することがある」という268人に、残業したいかどうか聞いてみた。

  • Q. 残業したいですか?

    Q. 残業したいですか?

Q. 「残業することがある」と答えた方にお聞きします。残業したいですか?

はい 35.1%
いいえ 64.9%

残業したい理由

■お金がほしい

・「残業代のため」(48歳女性/千葉県/販売・サービス関連)
・「基本給が少ないため残業で補てんしている」(44歳男性/高知県/IT関連技術職)
・「適度な残業は生活費の足しになるので」(44歳男性/沖縄県/専門職関連)
・「基本給だけでは生活できません」(56歳男性/千葉県/技能工・運輸・設備関連)
・「やればやるほどお金になります」(62歳男性/愛知県/事務・企画・経営関連)
・「残業しないと売り上げが増えないですし、売り上げ(業績)が上がらないと給料が増えないので、残業してでも売り上げ貢献しないといけないと思います」(38歳男性/愛知県/クリエイティブ関連)

■仕事が楽しい

・「仕事は楽しいから残業もあまり気にしない」(34歳男性/三重県/建築・土木関連技術職)
・「仕事は修行でもあり、将来への自己投資だから」(40歳男性/神奈川県/クリエイティブ関連)
・「モチベーションが高くやりがいのある仕事は、定時間だけでは納得感のある仕事はできない。時間を気にせず仕事がしたいですね」(58歳男性/愛知県/事務・企画・経営関連)

■仕事が終わらない

・「就業時間内では仕事が終わらないから」(59歳男性/千葉県/営業関連)
・「定時に終わらなかったことは残業しても致し方ないと思っています」(44歳女性/兵庫県/事務・企画・経営関連)
・「作業量が多く、営業中にカバー出来ないため」(49歳男性/群馬県/販売・サービス関連)
・「むしろ完全に残業禁止されると業務に支障がきたし、結局自分の首を絞めてしまう。理想的なのは規定時間内に効率よく終わらせておくことだが、突発的な仕事は随時発生してしまう」(41歳男性/東京都/営業関連)

■きりのいいところまでやりたい

・「その日の内に処理してしまった方が、楽な場合は残業します。気分的にもその方がスッキリします」(57歳男性/千葉県/事務・企画・経営関連)
・「残業しないと翌日に仕事を持ち越してしまう。持ち越したくない」(57歳女性/東京都/専門サービス関連)
・「何とも言えないけど、キリの悪いとこで終わらすより残業してキリのいいところまでやりたいので」(36歳女性/神奈川県/建築・土木関連技術職)
・「ここで終了とゴングをならすタイミングは、時間ではなく自分自身で決めたいからです」(71歳男性/東京都/クリエイティブ関連)
・「きっちり仕事を仕上げたいから」(58歳女性/大阪府/専門サービス関連)

残業したくない理由

■残業代が出ない

・「管理業務で残業は給料に反映されない」(61歳男性/愛知県/技能工・運輸・設備関連)
・「固定時間、固定給のため、成果を上げても帰ることができません。また仕事を押し込まれるため残業になります」(56歳男性/東京都/専門職関連)
・「残業代が出ないのでしたくありません」(47歳女性/兵庫県/その他技術職)
・「裁量労働制でどれだけ残業したとしても残業代が出るわけではないため、できるだけ仕事を早く終わらせて帰りたい」(34歳女性/青森県/専門サービス関連)
・「サービス残業なので早く帰りたいです」(40歳男性/兵庫県/営業関連)

■疲れる

・「長時間労働になり、ストレスや疲労がたまるから」(34歳女性/新潟県/クリエイティブ関連)
・「疲れが残り、明日以降に支障が出るから」(61歳男性/岐阜県/営業関連)
・「年々、疲れが取れにくくなってきており、長時間残業がきつくなってきた」(54歳男性/東京都/営業関連)
・「若くないので体力的に辛い」(63歳男性/愛知県/専門職関連)

■自分の時間がほしい

・「自分の時間を奪われたくないから」(44歳男性/沖縄県/販売・サービス関連)
・「自分の時間が欲しい」(39歳女性/東京都/IT関連技術職)
・「残業手当よりも自分の時間を確保する方に優先順位をつけたいから」(32歳女性/大阪府/事務・企画・経営関連)
・「公私の区別をしっかりとつけたい」(46歳男性/千葉県/公共サービス関連)

■帰ってやることがある

・「早く自宅に帰り、好きなことをしたい、と思うのは私だけではないと思うのですが」(59歳男性/静岡県/メカトロ関連技術職)
・「プライベートを充実させたいからです」(40歳男性/福岡県/建築・土木関連技術職)
・「家事をやらなくてはならないので」(43歳女性/東京都/事務・企画・経営関連)
・「残業代より家で子供との時間を過ごしたい」(45歳男性/山形県/技能工・運輸・設備関連)
・「健康維持と太らないようにするため、晩ご飯を21時までに食べ、食べた後はウォーキングやジョギングなどのダイエット運動をしたいため。晩ご飯を子供と一緒に食べたいため」(47歳男性/東京都/IT関連技術職)
・「子ども達も待っているし、帰ってから買い物したりご飯を作ったりやることがたくさんあるから」(43歳女性/埼玉県/技能工・運輸・設備関連)

■効率的に働きたい

・「定時が過ぎると効率的な仕事ができなくなるから」(67歳男性/大阪府/事務・企画・経営関連)
・「残業を考えて仕事をすると捗らなくなってしまうため、残業はしないと決めて仕事をこなしている」(45歳男性/長崎県/事務・企画・経営関連)
・「昔は残業の鬼でしたが、今は家族の大切さを知り、日中集中し、残業を減らすようにしています。また休みも計画的にとるようにしています。会社も働き方改革の中でそのような行動を認めています」(46歳男性/長野県/IT関連技術職)

まとめ

「残業したい」と35.1%が回答する意外な結果に。ただ、「仕事が終わらないから」やむを得ず、という人も多く含まれているため、純粋に"残業がしたい人"とカウントしていいのか悩ましいところだ。

残業したい理由として目立ったのは、やはり「残業代」。「基本給だけでは生活できない」「基本給が少ないため残業で補てんしている」といった人が複数いた。反対に残業したくない理由として、「残業代が出ない」という声もあった。

そのほか、「仕事が楽しいからやりたい」「きりのいいところまでやりたい」「効率的に働きたい」など、残業への意識からそれぞれの理想の働き方が垣間見えた。

調査時期: 2018年5月30日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性235名 女性73名 計308名
調査方法: インターネットログイン式アンケート

※写真と本文は関係ありません