希望に満ちて入社したばかりの新社会人。緊張の連続の4月を経て、陥りやすいのが「五月病」という症状だ。新しい環境に適応できないことで起こりやすいこの五月病、やる気が出ない、モチベーションが上がらないなどの典型的な症状に悩まされている人も多いかもしれない。

それでは、社会人の先輩たちはこのような状況にどうやって立ち向かっているのだろうか。今回は、マイナビニュースの男女会員502名に、「仕事のモチベーションをあげる・維持するための習慣や心がけ」を聞いてみた。

  • Q.仕事のモチベーションをあげる・維持するための習慣や心がけていることはありますか?

    Q.仕事のモチベーションをあげる・維持するための習慣や心がけていることはありますか?

Q.仕事のモチベーションをあげる・維持するための習慣や心がけていることはありますか?

  • およそ6割が「ある」と回答

    およそ6割が「ある」と回答

ある 59.2%
ない 40.8%

Q.モチベーションをあげる・維持するために行っていることを教えてください(自由回答)

■「楽しいことや、好きなもので気分転換」

  • 「コーヒーを飲んだり、ガムを噛んだりして気分転換を図る」(58歳男性/生命保険・損害保険/事務・企画・経営関連)
  • 「ランチに好きな食べ物を持っていく」(39歳女性/ドラッグストア・調剤薬局/その他技術職)
  • 「会社帰りにカフェでまったりするとか、おいしいものを買って帰るのを楽しみにする」(52歳女性/教育/公共サービス関連)
  • 「週に一度は、おいしい料理を外食すること」(43歳女性/広告・出版・印刷/事務・企画・経営関連)
  • 「通勤の車内で音量を大きくして、好きな音楽を聴く」(46歳男性/システムインテグレータ/IT関連技術職)
  • 「毎日が自宅と会社の往復だけにならないように、仕事のあとは友人や職場仲間と食事に行ったりショッピングをしたり、プライベートの時間を楽しく過ごすことで、『明日も仕事がんばろう!』とモチベーションを上げるようにしています」(51歳女性/サービス/その他・専業主婦等)
  • 「休日に車で長距離をドライブすることでストレスを緩和して、明日への活力にしています」(50歳男性/その他/技能工・運輸・設備関連)
  • 「適度に気分転換する。ライブや野球観戦で大声を出す」(37歳女性/教育/公共サービス関連)

■「ポジティブシンキングを心がける」

  • 「くよくよしない、気持ちを切り替える」(61歳女性/医療・福祉・介護サービス/その他・専業主婦等)
  • 「気合いが大切です」(32歳女性/インターネット関連/その他技術職)
  • 「仕事が忙しい時には、自分が必要とされているんだと暗示をかける。また常日頃、仕事が楽しいと暗示をかけてモチベーションを維持している」(41歳男性/システムインテグレータ/IT関連技術職)
  • 「誰かがやらなければならないのだ。自分がやることで誰かが助かっていると思うようにしている」(58歳男性/通信関連/事務・企画・経営関連)
  • 「上司や先輩に何か嫌なことを言われたら、その人の良い部分を思い浮かべて気持ちを抑える」(26歳女性/広告・出版・印刷/その他・専業主婦等)
  • 「鉄道会社に勤めているが、イベントなどで子どもたちが喜んでくれている動画を見たりする」(33歳男性/海運・鉄道・空輸・陸運/技能工・運輸・設備関連)

■「目標・計画の設定/自己啓発」

  • 「自己啓発。仕事に関することで、役に立つことを勉強しておく」(53歳男性/信用組合・信用金庫・労働金庫/営業関連)
  • 「週単位で細かく目標を立てていき、ブラッシュアップを欠かさない」(42歳男性/レジャーサービス・アミューズメント・アート・芸能関連/事務・企画・経営関連)
  • 「毎晩、その日の作業内容や行動記録をノートして、次にやるべきことを確認しています」(38歳女性/食品/技能工・運輸・設備関連)
  • 「その仕事を少しでも楽しくやる方法を考える。関連することで興味があることまで調べる」(39歳男性/コンピューター機器/メカトロ関連技術職)

■「楽しい予定やご褒美を用意する」

  • 「仕事ができたら自分へのご褒美として、ステーキを食べに行く」(54歳男性/海運・鉄道・空輸・陸運/IT関連技術職)
  • 「何が楽しいことを予定に入れて、それに向けてカウントダウンしながら仕事を頑張る」(29歳女性/医療用機器・医療関連/専門サービス関連)
  • 「休日の楽しいプランの過ごし方をイメージトレーニングして乗り越える」(36歳男性/その他メーカー/事務・企画・経営関連)
  • 「辛い時、やりたいことを想像し、モチベーションを上げる」(46歳男性/流通・チェーンストア/IT関連技術職)

■「休む/睡眠をとる」

  • 「オンオフの切り替えをはっきりして、仕事のことを完全に忘れる時間を持つようにする」(45歳男性/サービス/事務・企画・経営関連)
  • 「酒を飲んで寝る。リセットして翌日にネガティブを引きづらない」(41歳男性/専門店/技能工・運輸・設備関連)
  • 「充分な睡眠時間の確保」(43歳女性/窯業・セラミック/事務・企画・経営関連)
  • 「疲れる前に適度にお手洗いに行ったり飲み物を飲んだりして、少し休憩すること」(31歳女性/その他/その他・専業主婦等)

■「生活習慣の見直しや改善」

  • 「笑顔を忘れず、機敏に動くようにしています」(50歳男性/その他/技能工・運輸・設備関連)
  • 「毎日ではないが、かなり余裕を持って出社しイメトレをする」(55歳男性/不動産/営業関連)
  • 「3食の食事を規則正しく摂ること」(40歳男性/教育/公共サービス関連)

■「体を動かす/声を出す」

  • 「簡単ですけど、ストレッチなどの気分転換です」(36歳男性/専門商社/営業関連)
  • 「通勤途中に発声練習をする」(58歳男性/その他/事務・企画・経営関連)
  • 「早起きして、ウォーキングをしながら当日の段取りをイメージし臨む」(55歳男性/その他/その他・専業主婦等)

■「人とコミュニケーションを取る/大事な人のことを考える」

  • 「妻や子どもと触れ合うことでこの人たちのために頑張ろうと思えるので、できる限り触れ合う時間を作っています」(38歳男性/輸送用機器/クリエイティブ関連)
  • 「『今日も頑張ります』と、他界した両親に手を合わせる」(56歳男性/専門店/販売・サービス関連)
  • 「家に帰り、犬と触れ合いリラックスする」(32歳男性/専門店/技能工・運輸・設備関連)

■「成功をイメージする」

  • 「なりたい自分をイメージして、そうなるためには何をすべきか常に考えて行動するようにする」(43歳男性/コンビニエンスストア/販売・サービス関連)
  • 「完成して、喜んで使ってくれる人たちの笑顔を思い浮かべる」(62歳男性/コンピューター機器/IT関連技術職)
  • 「業務完了後の達成感をイメージする」(50歳男性/設計/建築・土木関連技術職)

■「その他」

  • 「かわいい子を見つける」(44歳男性/海運・鉄道・空輸・陸運/技能工・運輸・設備関連)

■総評

調査の結果、仕事のモチベーションをあげる・維持するための習慣や心がけていることが「ある」と答えた人は全体の6割近い、59.2%となった。モチベーションをあげる・維持するために行っていることは、「楽しいことや、好きなもので気分転換」が22.3%でもっとも多かった。以下、「ポジティブシンキングを心がける」(17.3%)、「目標・計画の設定/自己啓発」(14.0%)、「休む/睡眠をとる」「楽しい予定やご褒美を用意する」(各9.3%)、「生活習慣の見直しや改善」(7.3%)、「体を動かす/声を出す」「人とコミュニケーションを取る/大事な人のことを考える」(各4.7%)、「成功をイメージする」(4.0%)と続いた。「その他」は7.0%だった。

約6割近くが「仕事のモチベーションをあげる・維持するための習慣や心がけていること」があり、その内の2割以上が「楽しいことや、好きなもので気分転換」していることが分かった。趣味に没頭したり、好きなスポーツに打ち込んで気分転換を図ったりして気分を一新したのちに、新たな気持ちで仕事に取り組んでいる様子がうかがえる。

「ポジティブシンキングを心がける」ことを挙げた人も多くいた。長く仕事を続けていれば時にはどうしてもやる気が出なかったり、仕事をしたくないと感じてしまうこともある。そんな時にはやはり、意識して積極的な思考をするなど、自らを鼓舞してモチベーションを高めている人が多いようだ。

より綿密に、「目標・計画の設定/自己啓発」などを自らに課している人も多い。一方で、思い切って「休む/睡眠をとる」ことで、リフレッシュしたのちに仕事に向かうという方法を採用している人もいた。あれこれ悩んでる暇があったら、休んだ方がいということだろうか。「楽しい予定やご褒美を用意する」では、仕事を達成した後の自分へのプレゼントでやる気を引き出している。こちらも、多くの人が応用できそうなアイディアかもしれない。

仕事を離れた部分での生活自体を見つめ直す人もいれば、もっとシンプルに「体を動かす/声を出す」ことでモチベーションの維持に努めている人もいる。こちらは、単純なストレス発散法としても有効だろう。「人とコミュニケーションを取る/大事な人のことを考える」では、恋人や家族の存在が仕事の張りに繋がるという、それ自体がとても望ましい状態といえるかもしれない。

「成功をイメージする」は、上位の「ポジティブシンキングを心がける」や「目標・計画の設定/自己啓発」、あるいは「楽しい予定やご褒美を用意する」とも共通する感覚だろう。やはり人は、目標を掲げることでやる気が出る動物なのだという事実が確認できる調査結果となった。

調査時期: 2018年4月20日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 502人
調査方法: インターネットログイン式アンケート

※写真と本文は関係ありません