NHK大河ドラマ『西郷どん』の特別番組『「西郷どん」スペシャル~西郷どんと斉彬 密着120日~』が1日に放送され、平均視聴率が9.7%だったことが2日、分かった(ビデオリサーチ調べ・関東地区)。
本編を休止して放送された今回の特番(13話「変わらない友」は4月8日放送)。制作の舞台裏に120日にわたって吉之助役の鈴木亮平、斉彬役の渡辺謙に密着し、「相撲」シーンなどの撮影秘話のほか、2人が本音で語り合う対談を中心に、真剣勝負で役柄に挑む姿を伝えた(再放送は総合4月7日13:05~13:50)。
放送後からTwitter上で話題になったのが、渡辺謙のアドリブ演技。3月18日に放送された11話「斉彬暗殺」では、斉彬が吉之助を「この大バカ者!」と蹴り飛ばすシーンがあったが、平手打ちから変更したことが今回の特番で明らかに。そのほかセリフを追加した場面もあり、「やっぱり凄い俳優」と絶賛の声が次々と上がった。
渡辺は放送前後に自身のTwitterを更新。「今日はドラマは小休止。初めての試みには様々ご意見あるかと、、30年前の政宗の時もアバンタイトルと言う初の試みが」と前置きしながら、「ワンクールのひと山越える前に一息入れて、少し振り返って見て下さい。我々のかける思いをお伝えできるかと。そしてまた、この先に向かって疾走する西郷に心を寄せてやって下さい」と視聴者に呼びかけた。
また、「こっぱずかしい裏側でありました」と謙遜。「ただ、アドリブと言われるのは少し違うのです。演出家ともしっかり話しをして、入念に吟味して、でもその場で初めて吐く台詞に入魂するのです。とっさに思いついてやっているのとは違うのをご理解頂けたら幸いです」と補足もしている。
『西郷どん』視聴率推移・一覧(ビデオリサーチ調べ・関東地区)
- 1話:15.4% 「薩摩のやっせんぼ」(18年1月7日放送)
- 2話:15.4% 「立派なお侍」(18年1月14日放送)
- 3話:14.2% 「子どもは国の宝」(18年1月21日放送)
- 4話:14.8% 「新しき藩主」(18年1月28日放送)
- 5話:15.5% 「相撲じゃ!相撲じゃ!」(18年2月4日放送)
- 6話:15.1% 「謎の漂流者」(18年2月11日放送)
- 7話:14.3% 「背中の母」(18年2月18日放送)
- 8話:14.2% 「不吉な嫁」(18年2月25日放送)
- 9話:14.8% 「江戸のヒー様」(18年3月4日放送)
- 10話:14.4% 「篤姫はどこへ」(18年3月11日放送)
- 11話:14.6% 「斉彬暗殺」(18年3月18日放送)
- 12話:14.1% 「運の強き姫君」(18年3月25日放送)
- 特番:9.7% 「~西郷どんと斉彬 密着120日~」(18年4月1日放送)