LCCのPeach Aviationは2月26日、2025日本万国博覧会誘致委員会のオフィシャルパートナーとして、国際博覧会を大阪へ誘致する活動を実施することを発表した。全機へのロゴ掲載に加え、特別塗装機の運航や、全乗務・空港スタッフのバッジ着用などの取り組みを実施する。

  • 5月上旬(予定)より運航する特別塗装機(デザインはイメージ)

    5月上旬(予定)より運航する特別塗装機(デザインはイメージ)

2017年12月末時点で、関西空港の国際線を利用した1年間の旅客数が年間2,100万人を超え、Peachにおいても、日本だけでなくアジアを中心とした訪日外国人旅行客の利用が、2012年の就航当初から年々増加している。Peachは政府の掲げる2020年に訪日外国人4,000万人達成の目標に貢献し、さらにその先の2030年に訪日外国人6,000万人達成の目標に貢献することを宣言している。

2025年の大阪万博開催の実現は2030年の訪日外国人6,000万人達成に向けての大きな追い風となるとして、本邦航空会社で唯一、関西空港を本拠地とするPeachは、万博誘致活動のオフィシャルパートナーとして名乗りを上げる。

3月1日より、客室乗務員が到着地に着陸した後の機内アナウンスにて、大阪万博誘致の内容を案内し、Peach利用者へ大阪万博誘致活動の認知度を高める。また3月1日より、客室乗務員および全ての国内空港スタッフ全員が、大阪万博誘致のバッジを着用し、招致活動を盛り上げる。

3月下旬には、関西空港の第2ターミナル(国内線・国際線)に設置している計18台のPeachのチェックイン機「KIOSK」のデザインを一新し、大阪万博誘致のロゴマークを印刷したものを新たに設置する。このチェックイン機の外装は段ボールでできており、その特性を生かした試みとなる。

5月上旬より、Peachが現在所有する20機全ての航空機の前方左側ドア部分(搭乗時に目に留まる位置)に、大阪万博誘致のロゴを随時掲示することを予定している。また、Peachが所有する20機の内、1機の機体後方サイドへ大阪万博誘致のロゴをラッピングし、「(仮称)万博特別号」として5月上旬より運航する。同機は日本国内全路線のみならず、国際線の全路線でも運航する。この特別ラッピング機に対しては、機体ネーミングを一般募集する。開始時期を含めた詳細は、追って発表される。

今回の大阪万博誘致活動への参加について、Peach代表取締役CEOの井上慎一氏は、「大阪の皆さまに育てられた大阪生まれの航空会社Peachは、来たる3月1日にお陰様で就航6周年を迎えることができます。これからも大阪の皆さまと一丸となって関西を盛り上げていきたいとの想いから、大阪万国博覧会誘致を全面的に応援させていただきます。日本とアジアのかけ橋をミッションとするPeachが、大阪から日本全国へ、そしてアジア各国へ2025年の大阪への万博誘致の機運を盛り上げてまいります」とコメントしている。