俳優の三浦春馬がまさかの"童貞"役に挑んでいるテレビ朝日系ドラマ『オトナ高校』(毎週土曜23:05~)。25日に放送された第6話では、ついにオトナ高校の情報が拡散されてしまったが、生徒たちは周囲の意外な反応に困惑する展開に。

そんな中、英人(三浦)の真希(黒木メイサ)への思いが爆発。テレビ朝日の貴島彩理プロデューサーが、撮影現場の裏話を含め、第6話を"復習"する。

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    三浦春馬(左)と高橋克実=『オトナ高校』第6話より(テレビ朝日提供)

童貞を脱したら即卒業という「オトナ高校」に強制入学させられた、東大卒のエリート童貞(通称・チェリート)の英人。オトナ高校は国家の極秘プロジェクトだったはずだが、見事に卒業した総理大臣の息子(城田優)が、制服を着た英人と55歳の童貞部長(高橋克実)との写真をうっかりSNSに流出させてしまったため、学校の情報が拡散されてしまった。

これを受け、英人と権田は手を取り合い、社会の逆風に耐える覚悟を決めるが、意外にも"芸能人"扱いで人気沸騰。童貞であることをマイナスだと気にしていたのは、自分たちだっただけなのかも…と驚く。

意外な展開に、視聴者も「まさかのモテキwww」「アイドルみたいになってるw」「おい!童貞はモテるぞぉおおおおおお」と反応。貴島Pは「実際にもし現実世界にこんなことが起こったらどうなるかな?と考えたら、実はこうなんじゃないかな、と思って"アイドル化してモテる"という展開にしました」と狙いを説明し、「実は無関係の世間の人からすれば、思ったよりもどうでもいいこと。それよりも『ウケるw』とプラスに思えれば、炎上していても人気になれるのがSNS社会…という現代性を描きたかった」と背景を明かす。

そんな中、英人は、ネット上で処女特定され、世間の目に晒されるスペアこと真希のもとへ全力疾走。真希がその場で処女をきっぱり否定していたことも知らず、ヒーロー感満載に「彼女が何かしたか? 君たちに迷惑かけたのか? 誰だって生まれた時は処女であり童貞だろう! オトナ高校の何が悪い!? 彼女は、スペアさんは、一生懸命働いて、必死で努力している、日本一の処女なんだよ!」と絶叫してしまい、案の定ブチギレされてしまった。

チェリートの相変わらずの勘違いっぷりに、SNSでは「余計な真似を(><)」「タイミング最悪!」「最悪だよ、台無しだよ」「地雷を踏みまくる」とツッコミが殺到。しかし、貴島Pは「『日本一の処女なんだよ!』のロケは、思いっきり街中。そこで、臆することも一切なく、大音量で全力投球の演技を見せてくださった三浦さんの役者魂には、頭の下がる思いがありました」と尊敬の念を示した。

一方で、権田部長も、真希から罵倒されたときに"タワーが点灯"する兆しに気づき、英人と競い合って告白するが、それを見つめる副担任・さくら(松井愛莉)の姿が…。さらには、ヒミコ(山田真歩)とヤルデンテ(夕輝壽太)が担任・翔馬(竜星涼)に恋心を向けるなど、三角・四角関係が頻発し、「ここへきて人物相関図の矢印の方向がくるくる変わり始めたぞー楽しい!」「急にドロドロし始めたぞ、どうなるんだー!」と視聴者を困惑させてエンディングを迎えた。

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次回の第7話(12月2日)は、積極的に国民へアピールすることになったオトナ高校に、取材や見学が殺到。そんな中、英人は真希と急展開で同棲をスタートさせるが、SEXにも至らず、やがて英人は「男と女が付き合うって一体何なんだ」「僕は本当に彼女を好きなのか?」という迷宮に迷い込む。そこに、さくらからデートに誘われ、卒業したい一心で、英人はWブッキング。さらに、嫉妬に燃えた権田も絡んで、"ドロドロ四角関係"が加速していく…。

貴島Pは「先生だってオトナじゃないし、せっかく失恋から立ち直ったり、初めて好きだと自覚しても、また別の壁にぶちあたる。物語は最終章突入ですが、ラストのラストまで『誰がくっつくか』『誰が卒業するのか』分からない展開となります。ご期待ください」と予告している。

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  • 12月2日放送の第7話より=同