2016年リーディングジョッキーの戸崎圭太騎手(36)が6日、東京・新橋GateJ.で公開生放送された競馬トークバラエティー番組『競馬のおはなし』(ライブストリーミングプラットフォーム「FRESH!」で隔週月曜放送)にゲスト出演。MCを務めるタレント・見栄晴(50)からの素朴な質問に答えた。

戸崎圭太騎手

この日は番組史上初の公開生放送。会場は150人以上が詰めかける盛況ぶりで、中でも戸崎騎手の受け答えは競馬ファンの心をしっかりとつかむ。競馬好きとして知られる見栄晴は、ファン目線から日頃思っていた疑問をぶつけ、さらに耳寄りな情報を引き出していった。

観覧者やネットに寄せられた質問に答えるコーナー「教えて戸崎騎手!」で験担ぎについて聞かれた戸崎騎手。「返し馬が終わってゲートに入る前、馬の首元を触って『今日は無事に帰ってこようね』と思ってレースに臨んでいます」と明かすと、見栄晴は声を出して話しているのかが気になってしょうがない様子。そんな妄想を、「いえ、あんまりしゃべってると『あいつどうしたんだろう……』と思われるので(笑)」と冷静に打ち砕いて笑いを誘い、「心の中でささやいています」と馬との誠実な接し方をうかがわせた。

そこからレース中の言動や振る舞いに話が及ぶと、「ミルコ(デムーロ)騎手は結構激しいです」と語り、「危ない!」などと叫んでいることがあると報告。そのほか、G1などのゴール後に騎手同士の会話している様子が中継などで度々見受けられるが、戸崎騎手は勝利騎手に「おめでとう」と声を掛けることもあるという。

最後には抽選会が行われ、数々の貴重なサイングッズにどよめく会場

ちなみに苦手な環境は、冬の雪や雨。「手足がかじかんでしまって、一番大事な感覚が鈍ってしまうんですよね。手袋をつけても全然ダメ」と理由を説明し、時にはその感覚に慣れておくために手を氷水で冷やしてレースに臨むことも。指先の微妙な感覚が勝敗を分けるため、手袋は厚手のものを避けている。愛用しているのは、ホームセンターなどで買える園芸用の手袋で、価格は「2枚で300円ぐらい」。競馬好きの見栄晴も、意外な事実を知って驚きの声を上げていた。

同番組は見栄晴のほか、ディープインパクトなどを手掛けた装蹄師・西内荘氏(60)、『CanCam』専属モデルで女優・坂田梨香子(23)がレギュラー出演中。週末に行われたレースを振り返りながら、勝ち馬予想や注目馬の解説なども行っている。