ポール・マッカートニー(C)BANG Media International

ポール・マッカートニーがプリンス宛てに書いた手紙が、1万1,200ポンド(約157万円)で落札された。

ボストンにあるRRオークションにて高額落札されたその手紙は、ポールが後援者代表を務める英リバプールの総合芸術大学リバプール・インスティテュート・フォー・パフォーミング・アーツ(LIPA)の設立にあたり、プリンスに支援を求める内容となっている。 

日付が記されていないその手書きの手紙にはこう書かれている。「やあ!誰かに頼みごとをされる手紙を受け取るのがどれだけ難しいことがわかっているから、自分の出身地であるリバプールにあるパフォーミング・アーツの学校の後援者代表になることを受け入れるのは、難しいことだったんだ」「だけど、きっと分かってるよな!僕はその役を務めることに同意したし、このスキームに興味を持ってもらおうと『友人とよい人々全員』に手紙を書いているところさ」「数年前に起こったリバプールでの暴動の直後に、この話は持ち上がったんだ。友人がこの都市に必要なのは『名高い』学校だって提案してさ」「僕は地元と海外の子供のための前向きな取り組みという可能性を持ったそのアイデアが気に入ったんだ。でも、自分の出身校がすっかり廃虚と化しているのを目にしたときに初めて、パフォーミング・アーツ・センターをその場所に設立しようって思ったんだ。そうすることで1825年に建てられたその建物を保存することもできるからね」

さらに、「僕らは今、同封した情報の通り順調に進んでいるけど、まだまだやることはたくさんある状況だよ」「そして、ここが難しいところだ。君からの寄付が、このプロジェクトを促進させることになるし、君がなんらかの形で参加してくれることが関係者みんなを喜ばせることになるんだ」「僕がこの手紙を君に書いたことで気分を害していないことを願うよ。手紙を書いたことなんて本当に久しぶりで、学生に戻った気分だよ」「とにかく、いつかこの学校を訪れて、クラスで教鞭をとってくださいな!」「このプロジェクトが何千もの子供たちにとっての特別な何かになるかもしれないよ。読んでくれてありがとう」とつづられていた。

ポールは自著と笑った顔を描いて手紙を締めくくっている。

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