ヤフーとソニー不動産は7日、国内の中古住宅流通市場とリフォーム・リノベーション市場の活性化に向けて、2015年7月2日付けで業務提携契約を締結したと発表した。

2015年中に新規不動産売買プラットフォームをオープン

今回の提携により、不動産情報サイト「Yahoo! 不動産」と、ソニー不動産の売買仲介やプロパティマネジメントなどの総合不動産サービスを連携させ、中古住宅流通市場とリフォーム・リノベーション市場の活性化を目指す。

新規不動産売買プラットフォーム 事前告知サイト(出典:Yahoo! 不動産Webサイト)

具体的には、不動産所有者が主体となって、自身が所有するマンションを自由に売り出すことができる新たな不動産売買プラットフォームを共同開発し、2015年中に公開する。これにより、不動産所有者は「自分のマンションを、自分が決めた価格で、自分で売り出す」ことが可能となり、不動産売却方法の選択肢が拡大するという。また、同プラットフォームの利用で中古住宅流通市場が活性化することで、リフォーム・リノベーション市場への波及効果も期待されるとしている。

ソニー不動産は、第三者割当増資によりヤフーを割当先としてソニー不動産の普通株式を発行し、ヤフーから18億円の出資を受ける予定。一方、ソニーも当該第三者割当増資と同時に、ソニー不動産に対して約10億円の追加出資を行う。ソニー不動産への出資比率は、ソニーが約56.3%、ヤフーが約43.7%となる。