三井不動産はこのほど、富山県小矢部市で開発中の施設名称を「三井アウトレットパーク北陸小矢部」と決定し、出店する129店舗を発表した。

「三井アウトレットパーク北陸小矢部」外観イメージ

北陸エリアの観光地とも連携

同施設は、北陸エリア初の本格的アウトレットモール。同社がこれまでの国内12施設で培ってきたノウハウを反映した施設になる。店舗数は、全約160店舗となり、このほど公表されたのは、地元からの出店を含む129店舗。内アウトレット初出店は7店舗となる。開業は2015年7月中旬を予定している。

アウトレット日本初出店の店舗は、「GUNZE OUTLET」、「JOYRICH boutique」、「MISCH MASCH/Mew's」、「STYLE COUNSEL」、「CHELSEA New York」、「瞬足 Achilles OUTLET」、「廣貫堂」となる。

「三井アウトレットパーク北陸小矢部」内観イメージ

3月14日には、北陸新幹線が開通。北陸エリアでは今後、国内のみならず海外からの観光客増加も期待される。同施設では、外国人観光客への対応として、多言語対応、プレイヤールーム(礼拝室)や無料Wi-Fiスポットの設置など、従来実施してきた施策に加え、外貨両替機の設置などを予定している。

同施設では、来場客が北陸エリア観光の魅力にも触れ、周遊してもらうための施策を展開。同エリアの観光地との連携を図り、地元の物産店舗を出店し、観光案内ブースを設置する。

敷地面積は約13万平米。延床面積が約4万5,000平米。店舗面積は約2万6,000平米の2階建て。駐車台数は約2,800台を予定している。同エリアの気候を考慮し、屋内型モールとなる。建築コンセプトは、風光明媚な富山県の立地特性を生かした「重なり、連動する」を採用する。