第67回カンヌ国際映画祭オープニング作品として注目された女優のニコール・キッドマン主演『グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札』(10月18日公開)の予告編が5日、公開された。

『グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札』ポスター

本作は、人気絶頂でハリウッドを去りモナコ公妃となった元女優のグレース・ケリーが、モナコ公国存亡の危機を救った感動の物語。主人公のグレース・ケリーを女優のニコール・キッドマンが、夫のレーニエ公を俳優のティム・ロスが演じる。

このたび公開された予告編では、ニコール演じるグレース・ケリーが、モナコを救う脚本を書き上げる。そして、外交儀礼からフランス語、話し方、ほほ笑み方まで、厳しい訓練を受けて完璧な公妃の"役作り"をして、世界各国の指導者を招いた舞台を用意。愛する家族と国の存亡をかけて、一世一代の大芝居に挑む。

本作でニコールは、グレースになりきるために、撮影5カ月前から役作りをスタート。グレースについての大量の映像や資料を読み、彼女独特の身の振る舞いや話し方などの習得を目指して、リサーチを重ねたという。

また、舞台となる宮殿をはじめ、ドレスやジュエリーまで完璧に再現。衣装は、クリスチャン・ディオールの協力のもと、グレースが愛したデザイナー、マルク・ボアンが彼女のためにデザインしたドレスが再現された。そして、カルティエにより、レーニエがグレースに贈った婚約指輪、3連ネックレスやティアラなどの精巧なレプリカが制作されている。

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