第67回カンヌ国際映画祭が現地時間14日、フランスのカンヌで開幕し、オープニング作品『グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札』(10月日本公開)の公式イベントに主演女優のニコール・キッドマンが登場した。

第67回カンヌ国際映画祭に登場したニコール・キッドマン
(C)KAZUKO WAKAYAMA

ニコールは、真っ白なアルトゥザラ(ALTUZARRA)のワンピースで、オリヴィエ・ダアン監督や俳優のティム・ロスらと共に記者会見に出席。記者から「期待することは?」と聞かれると、苦笑しながらも「パルムドール(最高賞)」と答えた。また、本作では夫と国への愛のためにハリウッド復帰を断るグレース・ケリーが描かれていることに関連して「キャリアと愛がはかりにかけられたらどうするか?」と質問されると、「仕事も大事だけどいざとなったら、愛と家庭に生きる」と語った。

そして、作品関係者だけでなく、審査員や多くのセレブがひしめきあうオープニングのレッドカーペットに、胴回りに大胆なビジューが飾られ、スカート部分のレースが透ける、エレガントでセクシーなアルマーニのドレスで登場。真っ白な肌に明るいライラックブルーが映え、46歳とは思えない美しさで周囲を魅了した。

本作は、人気絶頂でハリウッドを去りモナコ公妃となった元女優のグレース・ケリーが、公国存亡の危機を救った感動の物語。主人公のグレース・ケリーを女優のニコール・キッドマンが、夫のレーニエ公を俳優のティム・ロスが演じ、パス・ヴェガやフランク・ランジェラらが出演する。監督は『エディット・ピアフ~愛の讃歌~』のオリヴィエ・ダアンが務める。

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