第67回カンヌ国際映画祭オープニング作品としてワールドプレミア上映されることが決定し注目を集めている、女優のニコール・キッドマン主演『グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札』(10月公開)の特報映像が14日、公開された。

グレース・ケリーを演じるニコール・キッドマン

本作は、人気絶頂でハリウッドを去りモナコ公妃となった元女優のグレース・ケリーが、公国存亡の危機を救った感動の物語。主人公のグレース・ケリーを女優のニコール・キッドマンが、夫のレーニエ公を俳優のティム・ロスが演じ、パス・ヴェガやフランク・ランジェラらが出演する。監督は『エディット・ピアフ~愛の讃歌~』のオリヴィエ・ダアンが務める。

グレースは、社交の場で女性が政治に意見するのは"アメリカ"流だと皮肉られ、結婚から6年たってもモナコ宮殿のしきたりになじめずにいた。そして、ハリウッド復帰の誘いもかかる中、夫のレーニエが公国存亡の危機に直面する。その危機を救うため、グレースは自分にしかできない秘策を提案。完璧な公妃の"役作り"に励み、各国の指導者を招いたパーティという"舞台"を用意し、運命のスピーチに挑む。

公開された映像は、ニコール・キッドマン演じるグレース・ケリーがハリウッドを去り、ティム・ロス演じるレーニエ公に迎えられる場面から始まり、ヨーロッパ全土を巻き込む国家の危機が映し出される。グレースは、「モナコ唯一の武器は、あなたです」という言葉に「私?」と驚くが、困惑する夫の姿を見て「試したいことがあるの」と秘策を提案する。映像では、難役を演じきろうと奮闘する彼女の姿が見られ、最後はスピーチに挑む鋭いまなざしで締めくくられている。

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