出張でホテルを利用する場合でも、スタッフからルームキーを受け取って自分の部屋を開ける瞬間は、「いったいどんな部屋なんだろう」などとわくわくすることもあるだろう。そこで今回、全国展開しているビジネスホテルにオススメの客室を教えてもらった。

高級感や和の風情を感じる空間

全国に260ホテル4万3,568室(建築・設計中ホテル パートナーホテルを含む)を展開する「アパホテルズ&リゾーツ」では、高級感と快適さを追求したデザイン・サービスを全国で展開している。この4月にオープンした「新橋 虎ノ門」では、フロント・ロビーおよび全客室に通信速度とセキュリティー面に優れたWi-Fi接続(無料)を導入。全客室には40型以上の大型液晶テレビや快眠を追求したアパホテルオリジナルベッド「Cloud fit(クラウドフィット)」を完備するなど、客室のクオリティーを高めたつくりとなっている。

「新橋 虎ノ門」のデラックスツイン

「新橋 虎ノ門」の15階空気環境フロアダブル

その地域によって異なるコンセプトを設けている「三井ガーデンホテルズ」の中でも、「三井ガーデンホテル 銀座プレミア」は銀座随一の眺望をもつ超高層ホテル。客室はベッドルームの大きな窓からだけでなく、バスエリアからも夜景を楽しめるビューバスルームが4タイプ・45室を展開している。ビジネス利用のみならず、誕生日や結婚記念日など、特別な時間を大切な人と過ごすのにぴったりだ。また、「三井ガーデンホテル 京都新町 別邸」では、障子窓や木彫のファニチャーなどを採用。京ならではの和の風情を感じ、過ごすことができる空間を演出している。

「三井ガーデンホテル 銀座プレミア」のビューバスルーム

「三井ガーデンホテル 京都新町 別邸」のデラックスツイン

仕事がはかどる快適な機能も

全国に32店のホテルを展開している「リッチモンドホテルズ」も、その地域の風景に合わせた客室を展開している。2012年3月にオープンした「リッチモンドホテル浅草」では、粋な風情漂う浅草を大切にした寛ぎ空間を用意。東京スカイツリーや浅草寺五重塔なども一望できる部屋もある。また、2014年2月にリニューアルオープンした「リッチモンドホテル横浜馬車道」では、利用者が各フロアのデザインを楽しめるようにと、客室のクロス・カーペットをフロアごとに変えている。

「リッチモンドホテル浅草」のプレシャスダブルルーム

「リッチモンドホテル横浜馬車道」のシングルルーム/スタンダードダブルルーム

世界30カ国で展開しているホテルブランドの「コンフォートホテル」では、出張をより快適にする環境を提供している。客室では、パソコンや書類を広げても十分なスペースのある広めのデスクや明るい照明などを設置。客室のみならず、全館でWi-Fiが無料で使える。寝具類では、仰向けだけではなく横向き寝にも対応したオリジナル快眠枕「チョイスピロー」を全客室に用意。また、羽毛布団をシーツで包んだ「デュベスタイル」寝具を採用したホテルも続々と増えている。

「コンフォートホテル」のツインルーム

「コンフォートホテル」のシングルルーム

今日、出張などのビジネス利用のみならず、旅行でもビジネスホテルを使う人が増えている。地域性やラグジュアリー、特別感を体験できる客室は、そうしたニーズに応えるサービスといえるだろう。

※記事中の情報は2014年5月取材時のもの