俳優の藤原竜也、山田孝之、女優の石原さとみ、中田秀夫監督が19日、都内で行われた映画『MONSTERZ(モンスターズ)』の完成報告イベントに登場した。

映画『MONSTERZ(モンスターズ)』の完成報告イベントに登場した山田孝之、藤原竜也、石原さとみ(左から)

本作は、ひと目見るだけで全ての人間を思い通りに操れる男(藤原)と、その能力が唯一通じない男(山田)の激しいバトルを描いた作品。2人の決着の鍵を握るヒロインを石原が演じる。映画は5月30日から新宿ピカデリーほか全国公開。

主演の藤原は、作品について「山田孝之なくして成立しない映画です。僕は基本的に目の演技だけだったので、あとの撮影は孝之くんに任せて、お昼すぎくらいには家に帰っていました。孝之くんはその後、格闘家の方と闘ったり、操られた何千人もの人とアクションしたり大変そうでした」と山田の苦労を称賛。一方の山田は、「夏の撮影だったので暑くて大変でした。それから、監督がスタートするまでが長くて大変で。こっちは気持ちを作っているのに、そこから監督が色々話してくださってなかなか始まらなくて。いざ本番がスタートする時には、集中力が2%くらいになっていました」とぼやいて、会場の笑いを誘っていた。

石原は「私は操られる役なので、つばを飲み込んでもいけないし、鼻をピクピクさせてもダメだし、まばたきもできないので目が乾く撮影で大変でした」と撮影時の苦労を明かした。これを受けて中田監督が「操られているときに(石原の)黒目が寄っていくんですけど、それがかわいくてかわいくて。目を取り出して食べたいくらいにかわいかった」と大絶賛すると、石原も「ええ~そこですか!?」と照れ笑いを浮かべていた。

また、劇中で激しい争いを繰り広げる藤原と山田は、本作のPRイベントでも公開日まで様々な対決を繰り広げていくという。本イベントでは、第1弾となるバトル「あっち向いてホイ」を実施。3戦を行い、2勝1敗で藤原に軍配が上がると、藤原は判定を行った石原から首にレイをかけられ、ガッツポーズでご満悦だった。