女優の石原さとみが、俳優・藤原竜也と山田孝之の初共演映画『MONSTER(仮)』(2014年公開)のヒロイン役として出演することが9日、明らかになった。

映画『MONSTER(仮)』に出演する石原さとみ(右)と山田孝之

中田秀夫監督がメガホンを取った同作は、韓国で200万人以上を動員した映画『超能力者』(2010年)のリメイク作。藤原演じる超能力者は、すべての人間を操ることができる特殊能力を併せ持つが、その能力が全く通じない田中終一(山田孝之)との出会いが彼を激しく動揺させる。気が動転した彼は誤って田中の大切な人を殺してしまい、田中はその恨みを晴らすべく復讐に燃える。怪物として生まれてしまった2人の運命。互いを葬ろうとする戦いの渦は、次第に激化していく。

石原が演じるのはヒロインの叶絵。あることがきっかけで終一と出会い、共通の趣味を通じて、心を通わせていく。しかし、男の"人間を操る能力"に身も心も翻弄され、最悪な形で自分の父親を失うことに。2人の男の対決を通じ、彼女もまたその運命に巻き込まれる。藤原とは『インシテミル 7日間のデス・ゲーム』(2010年)以来、山田とはドラマ『H2~君といた日々』(2005年)以来の共演。映画は7月4日にクランクイン、8月27日にクランクアップした。

出演オファーを受けた当時の心境を、「本を読んで、とてもおもしろいと思ったので、素直にうれしかったのと久々に中田組に参加させていただけるということでわくわくしました」と語った石原。「操られる時の無感情さや、意識が戻った時のパニックを演じるのは難しかったですが中田監督と話し合ったり、共演者の皆さんの芝居を受けて、MONSTERの世界に入ることができました」と撮影を振り返り、共演の2人に対して「本番に臨む集中力の高め方、作品への向き合い方がお二人ともとてもプロフェッショナルで、役者としてとても刺激になりました。撮影はおわったばかりですが、またご一緒したいです」とメッセージを送っていた。

(C)2014映画『MONSTER(仮)』製作委員会