『震える牛』の相場英雄原作、谷原章介主演の連続ドラマW『血の轍』が、2014年1月19日からWOWOWで放送されることが10月31日、明らかになった。

連続ドラマW『血の轍』

同ドラマは、6月に放送された『震える牛』に続き、相場英雄の小説をドラマ化した骨太のサスペンス・ドラマ。刑事部と公安部が対立する警察組織を舞台に、元刑事が殺された事件が過去の未解決事件と関連し、それぞれの部署の思惑と壮絶な覇権争いが複雑な形で絡み合っていく。主人公の捜査一課刑事・兎沢を演じるのは谷原章介。かつて彼と兄弟のように力を合わせて事件を追っていた公安部の志水に原田泰造、志水の上司・曽野に高嶋政伸。映画『ウルヴァリン:SAMURAI』でハリウッドデビューをはたしたTAOも特殊捜査班役で出演する。

主演の谷原は「脚本を読んで、お世辞抜きで面白くて仕方がなかったです。警察内部の刑事部と公安部の対立は、今までの警察ドラマでもありそうでなかったので新鮮にうつりました。一人の命を重んじる刑事部と国全体を守る公安部、それぞれの正義のあり方は異なり、どちらが正しいとも正しくないとも言い切れません。主人公の刑事・兎沢を演じさせていただくことになり、みなさんが抱いている自分のイメージ像をぶち壊す役に出会えました。原田泰造さん演じる公安・志水との対決が今から楽しみです」と意気込みを語っている。

また、原作者の相場も「『血の轍』は拙著の中でも一番スピード感がある作品。執筆時に著者の手がキーボードから離れない状態となったことを鮮明に記憶している。実際の映像でも必ずや視聴者を画面に釘付けとすることは間違いないだろう」と、今回のドラマ化に大きな期待を寄せている。連続ドラマW『血の轍』は2014年1月19日(毎週日曜 22:00~)からWOWOWプライムにてスタート。全4話(第1話無料放送)。