女優の本仮屋ユイカ、お笑いコンビ・サンウィッチマンの富澤たけしと伊達みきおが29日、都内スタジオで行われた、アニメ映画『それいけ!アンパンマン とばせ!希望のハンカチ』の公開アフレコに出席した。

左から、伊達みきお、本仮屋ユイカ、富澤たけし

7月6日から全国公開される同作は、"希望"をテーマに小さな象の男の子・パオが奮闘する物語。鼻からハンカチを出して空の掃除をするザジズゼゾウ(富澤)に憧れるパオ(本仮屋)は、自分もやろうと練習するが上手く出来ない。そんな中、ばいきんまんが作った最新メカ・スゴイゾウ(伊達)の暴走で街中が大ピンチに。失敗続きで自信を失っていたパオは、アンパンマンたちが困難に立ち向かう姿を見て前に進むことを決意する――というストーリーで、『みんなで てあそび アンパンマンといたずらオバケ』を同時上映する。

報道陣の前で、表情豊かに公開アフレコを行った本仮屋は「アフレコの時は1人だったので、今日は生の空気を感じることが出来て良かった」と笑顔を見せ、「どのキャラクターもキュートでワクワクする。たくさんの希望が詰まった映画です」と自信を持ってPR。また、「アンパンマンたちが頑張ってる姿を見て、普通に泣いてしまった。子どもはもちろん大人も楽しめる作品」とアピールした富澤は、本仮屋の声優ぶりを「上手いですね~」と感心。照れ笑いの本仮屋も「先にサンドウィッチマンさんの声が入ってたんですが、そのキャラクターの声にしか聞こえなかった。富澤さんの『ほら』っていう声が好き。伊達さんは、怖かったです」と2人を大絶賛した。

25周年の映画と同じく25歳の本仮屋は、TVアニメ『それいけ! アンパンマン』(日本テレビ系)の初期エンディングテーマ『勇気りんりん』を、「落ち込んだ時に元気をもらえる」とよく口ずさむそうで、「勇気の鈴がりんりんりん~♪」と即興で歌を披露。「今日も歌ってました。辛い時や慰めて欲しい時に、アンパンマンがここにいたら良いな~って思う」と打ち明けると、富澤に「えっ、今日何かあったの!?」と心配され、「今日はアンパンマンに会えるのがうれしくて」と慌てて釈明。一方、どのキャラクターを相方にしたいかと聞かれたサンドウィッチマンは、「一応ボケ担当なんで、アンパンマンにアンパンチで突っ込んで欲しい」(富澤)、「僕はバイキンマン。M-1に出たら3回戦くらいまで行くんじゃないかと思う」(伊達)と答えて笑いを誘っていた。