お笑いコンビ・サンドウィッチマンが、シリーズ25作目となる映画『それいけ! アンパンマン とばせ! 希望のハンカチ』(7月6日公開)で声優を務めることが8日、明らかになった。

スゴイゾウ(左下)を演じる伊達みきお(左上)とザジズゼゾウ(右下)を演じる富澤たけし(右上)

富澤たけしが声優を務めるのは、物語の中心となるキャラクター・パオの師匠的存在の"ザジおじさん"ことザジズゼゾウ。雲の上に住み、鼻から大きなハンカチを出して空をきれいにしている。一方、伊達みきおはばいきんまんが"ばいきんサーカス"のために発明した最新メカ・スゴイゾウ。暴走するとヨゴスゾウに変身し、街中を汚して回るという富澤のザジズゼゾウとは対照的なキャラとなっている。

声優決定の知らせを受け、富澤は「バナナマンさんに先を越されて悔しかったので、キターッ! という感じです」、伊達は「昨年、僕らより先にバナナマンさんが決まったことに悔しさがありました」とコメント。昨年公開された映画『それいけ!アンパンマン よみがえれ バナナ島』で、登場キャラクターの"バナナマン"を演じたお笑いコンビ・バナナマンを2人は意識していたようだ。

また、自身の子どものおもちゃもアンパンマンの物が多いという富澤は、「普段からアンパンマンは身近に感じていたのですごくうれしいです」と語り、「これを機に子供たちにサンドウィッチマンの人気が出ればいいなーと思います!」と新たなファン層拡大を期待している様子。また、「同じ、パンつながりで『サンドウィッチマン』なのでいつか共演できたら…」とひそかに思いを寄せていた伊達は、「ジョイマンや冷蔵庫マンより先でうれしいです」と喜んでいた。

シリーズ史上、歴代2位の大ヒットを記録した前作のテーマは"復興"。そして本作は、アンパンマンがいかなる困難にもあきらめずに立ち向かう姿に胸を打たれた小さな象の男の子・パオの成長を通して、"希望"の大切さを描いている。宮城県仙台市出身で現在も復興活動を続けているサンドウィッチマン。2人の真摯で前向きな姿勢は、"希望"を伝える担い手としてふさわしい存在だった。

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