2013年3月21日(木)に予定されている映画『仁義なき戦い』ブルーレイBOXの発売と本作の公開40周年記念、そしてメガホンを取った深作欣二監督の没後10年を記念して1月12日(土)~18日(金)に東京・池袋の新文芸坐にて「深作欣二上映祭」が開催される。

「深作欣二上映祭」は、監督の手がけた数多くの作品からベスト14(『ドーベルマン刑事』『柳生一族の陰謀』『県警対組織暴力』『北陸代理戦争』『資金源強奪』『バトル・ロワイアル』『蒲田行進曲』『赤穂城断絶』『解散式』『白昼の無頼漢』『仁義の墓場』『やくざの墓場 くちなしの花』『黒蜥蜴』『黒薔薇の館』)を連日上映するというもの。さらに、監督の命日でもある12日にはシリーズ5部作(『仁義なき戦い』『仁義なき戦い 広島死闘篇』『仁義なき戦い 代理戦争』『仁義なき戦い 頂上作戦』『仁義なき戦い 完結篇』)のオールナイト一挙上映を実施する。

そして、この12日に開催されるオールナイトイベントには、『仁義なき戦い』シリーズで広島やくざの大友組組長・大友勝利を熱演した千葉真一が特別ゲストとして出演することも決定。イベント当日は、杉作J太郎とのトークショーが予定されている。大友勝利は、先日からWEB上で「今の日本に必要な男」というテーマで募集されていた「『仁義なき戦い』総選挙2012」で3位を獲得するほどファンからの人気が高いキャラクターであり、千葉本人も「忘れられない役」のひとつとして挙げている。ちなみに、「『仁義なき戦い』総選挙2012」のトップ5は1位広能昌三(菅原文太)、2位松永弘(成田三樹夫)、3位大友勝利(千葉真一)、4位武田明(小林旭)、5位山中正治(北大路欣也)という結果に。

1973年に第1作目が公開され、昭和の広島やくざ戦争を荒々しい台詞まわしやアクティブな撮影・技法を用い、荒ぶる男たちのせめぎ合いを過激でリアリズム溢れる暴力描写を交え描いた日本映画の金字塔『仁義なき戦い』。2013年3月に発売されるBOX(価格3万1,290円)には、初ブルーレイ化となるシリーズ5部作をはじめ、1980年に公開された『総集篇 仁義なき戦い』や、深作欣二・笠原和夫両名の没後にNHKで放映されたドキュメンタリー番組「『仁義なき戦い』を作った男たち」(DVD)もボーナスディスクの特典映像として収録。さらに、シリーズを通して唯一制作された『仁義なき戦い 頂上作戦』のパンフレット縮小復刻版や、公開時に映画館で張り出されていたカラーの場面写真「ロビーカード」の復刻版も特典として封入されている。もちろん同日に、シリーズ5部作(Blu-ray)の単品発売も行われる。価格は各4,935円。

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