女優の米倉涼子が28日、東京・日本橋の明治座で行われた主演舞台『黒革の手帖』(4月29日~5月25日の期間で公演)の公開稽古に参加した。

『黒革の手帖』の公開稽古に参加した米倉涼子(右)と永井大

松本清張の同名小説が原作の『黒革の手帖』は、夜の銀座を舞台に、そこでのし上がっていく高級クラブのママであるヒロイン・原口元子(米倉)と彼女に群がる男たちとの駆け引きが繰り広げられる愛憎劇。2004年にテレビドラマ化され、2006年には舞台化。今回はキャストを一新して2度目の舞台化となる。

舞台では、シーンがテンポ良く展開。場面転換が多く、主演である米倉の衣装チェンジは19回にも登るという。米倉も「1分半から2分で着物を着替えなきゃいけないので舞台の裏では走り回ってゼイゼイ言ってます」と苦労を語りながらも、「早着替えにはもちろん、仕掛けはありますが、それはナイショです(笑)!」と笑顔。元子が女として惹かれ、親密になっていく参議院議員秘書の安島を演じる永井は「テレビとは違って通しで表現するのは難しいですが、毎日が刺激的ですね」と充実ぶりをアピールした。

また、米倉が「ベッドシーンもありますから是非見てほしいです!」と見どころを語ると、永井も「色っぽくできればいいですね!」と相づち。報道陣から「お2人がお付き合いするなんてことはないですよね?」と聞かれ、米倉は「恋しちゃったらどうしよう(笑)。もしかしたらあるかもしれないじゃないですか~」と"大人"の返しでかわしていた。

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