映画『クレヨンしんちゃん オタケベ! カスカベ野生王国』(4月18日公開)の完成披露試写会が、12日、東京・有楽町のよみうりホールで行われた。ゲストとしてジェロが登壇し、主題歌の「やんちゃ道」を熱唱した。

ステージに上がると、しんのすけをはじめ野原家から熱烈な歓迎を受けたジェロ。みさえからは「レコード大賞見てました! 最優秀新人賞おめでとうございます」との発言も飛び出し、思わず照れ笑いする一幕も。

ジェロは主題歌の「やんちゃ道」について、「この曲はお母さんも子供たちもすごく元気になれる曲だと思うので、親子みんなで歌ってくれると嬉しいです」とコメント。約1,000人の観客が見守る中、こぶしをきかせて「やんちゃ道」を歌い上げると、会場中が大きな拍手に包まれた。

ジェロとしんのすけ

主題歌「やんちゃ道」を熱唱。満員の観客に向けて手を振る場面も

本作のテーマでもある"母子の絆"にちなみ、しんのすけから、「ジェロちゃんが絆を感じる瞬間は?」と尋ねられると、「毎回ステージに立って歌う時ですね。お母さんとおばあちゃんが演歌大好きで、いつも3人で歌っていたので。おばあちゃんは亡くなってしまったけど、ステージに立つ時は必ず2人へ気持ちを込めて歌います」と語った。

本作では、しんのすけが拾ってきた謎のドリンクを飲んだひろしがニワトリに、みさえがヒョウに姿を変えてしまう。野原家の声優陣も加わる中、「もし動物になれるとしたら?」と質問されたジェロは、少し悩んだ後、「鳥になりたいですね。飛べるようになって、どこか遠くに行きたいです」との答えが。

しんのすけ役の矢島晶子

みさえ役のならはしみき

しんのすけ役の矢島晶子も、ジェロと同じ「鳥」と回答。「でもニワトリだと焼き鳥にされて食べられちゃうからぁ~(笑)、やっぱり飛べる鳥がいいね!」としんのすけの声でコメントした。他の声優陣からも、「猫になって、猫の集会で何を話しているのか聞いてみたい」(みさえ役のならはしみき)、「海亀ですね。世界中の海を泳ぎ回りたいです」(ひろし役の藤原啓治)などの意見が聞かれた。

ひろし役の藤原啓治

ジェロの言葉に感激し、顔を寄せてくるしんちゃん。ジェロは照れ笑い

『クレヨンしんちゃん』を知ったのは2003年の来日以降というジェロだが、本作に出演し、主題歌を歌うことに関しては、「こんなに嬉しいことはないですね。本当に光栄に思っています」と心から感激している様子。その言葉に感動したしんのすけが、「オラもジェロちゃんに会えてよかったよぉ~。いつまでも仲良くしてね」と顔を寄せてくる場面も。本作を通じて、2人の絆もより深まったようだ。

イベントの最後には、野原家の声優陣も交えてフォトセッションが行われた。なお、ジェロは主題歌だけでなく、本人役で劇中にも登場する

『クレヨンしんちゃん オタケベ! カスカベ野生王国』は、4月18日より全国東宝系公開。