ネットマーケティングを行うアイシェアはこのほど、食に関する意識調査の結果を発表した。調査は20代から40代を中心とするネットユーザー男女430名を対象に、12月上旬にインターネットによって行われた。

「スーパーなどで食品を購入する際、国産かどうかを意識していますか?」アイシェア調べ

調査ではスーパーなどで食品を購入する際に国産かどうかを意識するかと質問。その結果、45.6%が「国産を買うよう意識している」、35.8%が「商品によっては国産を買うよう意識している」と回答し、何らかの形で国産を意識している人が8割強に上ることがわかった。国産への意識は女性(87.9%)と40代(89.1%)で特に多く、外国産への不信感の裏返しと言えそうだ。

国産を意識しているとした人に、その対象となる食品を複数回答形式で聞いたところ「野菜」が80.3%でトップ。外国産野菜の農薬残留問題などが消費者に強い印象を与えているものと見られる。以下、「米」「鶏肉」「牛肉」「豚肉」が6割前後で並んだ。これらの食品では産地偽装や流通における不正などのニュースが記憶に新しく、消費者側も目が厳しくならざるを得ないといったところか。

国産の食品についてのイメージ(複数回答)では、1位「安心」(60.9%)、2位「安全」(59.3%)、3位「高価」(57.9%)のトップ3が以下を引き離した。「少々高くても安心で安全なものを買いたい」という昨今の消費者の意識を如実に表した結果と言えそうだ。