21_21 DESIGN SIGHTでは26日から、「200∞年 目玉商品」展を開催する。同展は、「優れた視力」「先を見通す力」などさまざまな意味を持つ"目"がテーマ。同展では、クリエイターの感性と企業の特色を、さまざまな視点から生かした展示会となっている。期間は3月16日まで。

同展の特徴は、企業が単にクリエイターに作品協力しているのではなく、その特色を生かして作品づくりに積極的に参加している点。作品を鑑賞するときに、クリエイターの作品の趣旨と企業のノウハウがどのように結びつくのかについて注目すると、いっそう深い作品鑑賞ができるだろう。

フランシス・ジャコベッティ「HYMN」より (c)Francis Giacobetti

今回参加するクリエイターは、ジェームズ・オーガー氏やフランシス・ジャコベッティ氏、山元勝仁氏などの11名。ジェームズ・オーガー氏は、テーマに"動物たちが人間界の環境に適応し生き延びるための器具を開発する"を掲げ、ユーモアたっぷりのヴィジュアルイメージを提案する。

ジェームズ・オーガー「Augmented Animals」より(c)James Auger

また、フランスの写真家であるフランシス・ジャコベッティ氏は、世界各国の人物のポートレートと瞳を組み合わせた作品を展示。キヤノンマーケティングジャパンが、作品を高画質・12色のインクジェットプリンタで出力することで、力強い作品に仕上げた。この他、山元勝仁氏の切り取った紙を何層にも重ねた作品など、見どころ満載の展示会となっている。

山元勝仁「INNER SIGHT」のためのドローイング(c)山元勝仁

入場料は一般が1,000円、大学生が800円、中高生が500円、小学生以下が無料となる。開催時間は11時~20時まで、毎週火曜日が休館となる。