――2月10日は、レギュラーになって2回目の放送です。
若い子の青春から、いいおっさんの青春まで、すべての世代の人が笑えて応援できる番組にしたいんです。誤解を恐れずに言えば「今のテレビっぽくないことをやっていく番組」だと思うので、テレビに飽きてしまった人に刺さる番組を作りたいですね。「あー面白いなぁ」と思ってもらいたいですし、たまには「深いなぁ」っていうのがあってもいいと思いますし。
――昨今「若者のテレビ離れ」とよく言われる中で、ゴールデンでこういう番組を放送することの意義を感じます。
今は巷(ちまた)で流行ってる動画に挑戦したりしてますけど、今後は番組発信の動画も配信していきたいと思っています。今って、世の中で流行っているものをテレビが取り上げるという順序になっているので、『アオハルTV』で発信したものが世の中で流行るようになって、「あの番組面白いよ」って若い子たちの間に口コミで広がっていくようにしたいですね。諦めずに、若い人たちにリーチしていきたいです。
――前回のインタビュー(15年12月)から3年以上がたちましたが、その間に衝撃を受けた番組はありますか?
『ハイパーハードボイルドグルメリポート』(テレビ東京)ですね。あれはやられたなぁと思いました。目の付けどころがすごいじゃないですか。演出の方が、ここに何かあるんだろうと思って、好きなことに突っ込んでいくのが見えて。だから、自分も何か人がやらないようなことをしなきゃと思って、今、温泉と自然をやってるんですけど(笑)
――それが理由だったんですか(笑)。いろいろお話を聞かせていただき、ありがとうございました。最後に、気になっている“テレビ屋”をお伺いしたいのですが…
『ポツンと一軒家』(ABCテレビ・テレビ朝日系)がすごい気になるんですよね。僕と考えてることも全然違うでしょうし、なぜあの企画を思いついたのかという原点もそうなんですけど、それをテレビでやるというのがすごいなと思って。だって、“ポツンと建つ一軒家にドキュメンタリーで迫る”ですよ!? それで今や『(世界の果てまで)イッテQ!』(日本テレビ)に迫る人気ですもんね。温泉が好きだからスーパー銭湯にもよく行くんですけど、休憩所にテレビが並んでると、日曜日は若い子がみんな『イッテQ』を見て、年配の方はみんな『ポツンと一軒家』見てるんですよ。あそこで、リアル個人視聴率を分析しています(笑)
――これからは『アオハルTV』も調査しないと(笑)
そうですね。自分の番組がやってる時間は怖くて入れなかったですけど、勇気を出して行ってみます!