手に汗握る勝負に燃える熱い漢たちが集う場所から、徐々にファミリーでも気軽に訪れられる場所へと変貌を遂げ、近年はお出かけスポットとして注目度が急上昇している競馬場。今回は、大井競馬場にて開催している関東最大級のイルミネーションイベント「東京メガイルミ 2019-2020」を取材した。

  • 東京メガイルミの点灯式に登場した山本舞香さん

    「東京メガイルミ 2019-2020」の点灯式には女優の山本舞香さんが登場した

大規模で豪華! 競馬場とイルミネーションは相性抜群

大井競馬場の「東京メガイルミ」は2018年10月にスタートし、今年で2年目となるイベントだ。東京都品川区に38万2,522平方メートルという広大な敷地を有する大井競馬場を「トゥインクル・メガツリーエリア」(スタンド側)と「タイムトラベルエリア」(内馬場側)の2つに分け、江戸時代の田園風景から現在、未来にいたるまでの東京をイルミネーションで表現している。

  • 大井競馬場のメガイルミ

    イルミネーションできらめく大井競馬場。「東京メガイルミ 2019-2020」の入場料は大人1,000円、小人(小・中・高校生)500円。営業期間は2019年10月5日~12月24日(原則、大井競馬開催日以外の全日)と2020年1月4日〜3月29日(原則、金土日祝)

イベントの総合プロデューサーを務める丸々もとお氏(一般社団法人夜景観光コンベンション・ビューロー代表理事)は、日本唯一の夜景評論家として、独自の「夜景学」の構築に取り組むスペシャリスト。2年目を迎えるメガイルミでは、新たな演出の追加やブラッシュアップを行い、内容を大幅にスケールアップさせているという。

ということで、新演出に注目しながら、各所を巡ってみることにした。

オーロラに大噴水が加わった「トゥインクル・メガツリーエリア」

まずは昨年に続き2回目の登場となる「TOKYO TWINKLE MAP」だ。現代の東京23区の夜をテーマにした演出である。足元の夜景に触れると東京の名所が浮かび上がる仕掛けになっているのだが、これがクセになるというか、案外楽しい。ついつい何度もチャレンジしてしまった。

  • 大井競馬場のメガイルミ

    足元一面に東京23区の大夜景が広がる「TOKYO TWINKLE MAP」

「TOKYO TWINKLE MAP」を後にして右方向の「ウマイルスクエア」に向かうと、今度は新演出の「オーロラの森」に遭遇した。

  • 大井競馬場のメガイルミ

    20分ごとに1回、約15分間オーロラが出現する「オーロラの森」

そこには、空を覆い尽くすような光のカーテンと樹型のイルミネーションが織りなす幻想的な空間が広がっていた。オーロラも人工で作り出せるとは、技術の進歩は目覚ましい。感心しながら「オーロラの森」を通り抜けると、内馬場内のターフビジョン前で展開される「虹色に輝く光の大噴水」が目に飛び込んできた。

  • 大井競馬場のメガイルミ

    空高く噴き上がる大迫力の噴水を七色に彩る「虹色に輝く光の大噴水」

噴水の高さはだいたい10mほどだろうか。あまりのスケールにしばし立ち止まり、鑑賞する。耳をすませば、何やら雅な音色が。担当者に聞いたところ、噴水ショーは20分ごとに1回で約5分間、音楽は「和太鼓三味線・天地雷鳴」とホルストの「木星」(惑星組曲)が交互に入れ替わるそうだ。

その後、内馬場を右手に見ながら、「タイムトラベルエリア」の入り口となる地下道「TOKYO TIME TUNNEL」を目指して進んでいると、何やら子供たちがはしゃいでいた。

よく見てみると、プロジェクションマッピングが右へ左へと展開されており、それを追いかけるように子供たちが走り回っていた。パンフレットに記載がないため気になって確認したが、この仕掛け、特に名称はないとのこと。なんとも贅沢な演出といえるのではないだろうか。

  • 大井競馬場のメガイルミ

    G-FRONTからL-WING前にかけてプロジェクションマッピングが投影される

ここで、地下道「TOKYO TIME TUNNEL」に到着。後編では「タイムトラベルエリア」に足を踏みいれる。

  • 大井競馬場のメガイルミ
  • 大井競馬場のメガイルミ

著者情報:安藤康之(アンドウ・ヤスユキ)

フリーライター/フォトグラファー。編集プロダクション、出版社勤務を経て2018年よりフリーでの活動を開始。クルマやバイク、競馬やグルメなどジャンルを問わず活動中。