現在の「長野色」は2代目。初代は白地に緑のラインだったという

窓の部分に淡いブルー、窓下の帯に淡いグリーンを配した「長野色」(信州色)と呼ばれるカラーリングの115系。長野・松本地区を中心に、中央本線や信越本線など広範囲で活躍している。2013年3月16日のダイヤ改正で、JR東日本長野支社は新たに211系を投入予定。帯色には「長野色」が採用されるようだ。

列車情報

JR東日本 115系

基本情報

115系は国鉄時代の1963(昭和38)年、113系に山岳路線対応のブレーキを搭載した直流近郊形電車として登場。1983年まで20年間にわたり、設計変更などを重ねながら1,921両が製造された。その後も車両の短編成化などで多くの改造車が生まれ、地域ごとにオリジナルの車体カラーも採用したため、バラエティに富んだ形式となっている。

本州内の直流電化区間で活躍し、現在もJR東日本・JR西日本の多くの路線で主力車両として活躍中。しかし車両の老朽化や新型車両の投入などで数を減らしており、JR東海が所有していた車両はすでに全車引退した。現在は900両程度が残存しているとのこと。