「くろしお」用287系はオーシャングリーンの帯がアクセントに

阪和線・紀勢本線経由で南紀方面へ向かう特急「くろしお」。JR西日本の新型車両287系は今年3月より「くろしお」にも投入され、その後も追加投入が進んでいる。来年3月のダイヤ改正以降、紀伊田辺駅・白浜駅発着の「くろしお」はすべて287系になるという。

列車情報

JR西日本 287系

基本情報

287系は2011年3月にデビューした新型の特急用車両。外観は683系4000番台をベースとし、前面は新デザインに。安全性向上のため、前面衝撃吸収構造などを採用して車体の強化を図った。車内にも危険予知の表記を従来より多く設置するなど、利用者の安全確保を図っているという。グリーン車は3列シートとなった。

「くろしお」用の287系は2012年3月より運転開始した。従来のデザインを取り入れつつ、窓下にはオーシャングリーンの帯を配している。通常は6両編成だが、9両編成で運転される日もある。現在は京都・新大阪~紀伊田辺・白浜間で運転される「くろしお」7往復で使用されており、2013年3月16日のダイヤ改正で新たに1往復が287系での運転に。これにより、白浜駅・紀伊田辺駅発着の「くろしお」はすべて287系となる予定だ。