富士急行線に新たに導入された6000系。205系を改造した車両で、「富士登山電車」と同様、水戸岡鋭治氏がデザインを手がけている。都心の通勤用車両の主力だった頃を知るだけに、派手なデザインに生まれ変わり、急勾配を駆け上る旧205系の姿には驚かされる。

写真の先頭車は中間電動車から改造されたクモハ6001

列車情報

富士急行 6000系

基本情報

元はJR東日本の通勤用電車として活躍した205系車両で、デザインは「富士登山電車」も手がけた水戸岡鋭治氏によるもの。外観は富士山をイメージして青を基調にまとめられ、"水戸岡デザイン"の特徴のひとつ、多彩なロゴ類も目立つ。車内においては、床やつり革などに難燃加工した木材を使用し、シートもオリジナルのモケットを使用している。

今年2月29日にデビューし、現在は3両編成2編成が在籍。両編成とも、1号車は中間電動車を先頭車化改造した車両となっている。6000系はおもに大月~河口湖間の普通列車で活躍中。今年度内に新たに2編成を導入予定で、1000系の一部車両を置き換えるという。