いよいよ新年度。就職や進学などで、この春から一人暮らしを始めるという人も多いのではないだろうか。実家とは違い、何かとお金がかかる一人暮らし。「こんなにかかるの!?」と驚いてしまうことがあるかもしれない。

そこで今回は、マイナビニュース会員のうち、東京(東京近郊含む)で一人暮らしする働く395人に、「生活費」に関する調査を実施。生活費をおさえる工夫などを聞いてみた。

Q. 一人暮らしの生活費(月額)はいくらくらいかかっていますか?

  • 「一人暮らしの生活費(月額)はいくらくらいかかっていますか?」

1位 10万円以上15万円未満 33.9%
2位 5万円以上10万円未満 31.9%
3位 15万円以上20万円未満 14.2%
4位 1円以上5万円未満 9.1%
5位 20万円以上25万円未満 4.3%

Q. 意外とお金がかかっているものを教えてください(自由回答)

光熱費

・「ガス、光熱費」(40歳女性/東京都/専門サービス関連)
・「家で仕事をしているので、意外と光熱費の出費が多いように感じる」(60歳男性/東京都/専門職関連)
・「光熱費。好き放題使っていたから」(35歳女性/東京都/事務・企画・経営関連)
・「ガス代(お風呂か好き)」(34歳女性/東京都/その他・専業主婦等)

食費

・「外食が多く、家での食事も買うことが多いので食費がかさむ」(36歳女性/埼玉県/事務・企画・経営関連)
・「食費。自炊をあまりしていないため高くついている」(34歳男性/埼玉県/技能工・運輸・設備関連)
・「食費がコンビニやスーパーに頼るので、なかなか減らない」(38歳男性/神奈川県/IT関連技術職)
・「食費にかかっていると思います」(37歳男性/千葉県/営業関連)

通信費

・「携帯電話の料金」(39歳男性/神奈川県/専門サービス関連)
・「通信費が工夫しても合わせて7000円くらい」(62歳女性/神奈川県/事務・企画・経営関連)
・「インターネット回線利用料、携帯通信費」(29歳男性/東京都/営業関連)

家賃

・「家賃。最近値上がりをしたのが大きい」(42歳男性/東京都/事務・企画・経営関連)
・「家賃が高い」(36歳男性/東京都/事務・企画・経営関連) ・「家賃が大きいと思います。それから食費です。あと、水道光熱費ですが、エアコンを使う夏になると電気代が高くなります」(35歳男性/埼玉県/その他・専業主婦等)

その他

・「酒代。1人だとつい飲みすぎる」(56歳男性/埼玉県/メカトロ関連技術職)
・「共益費」(42歳女性/埼玉県/販売・サービス関連)
・「自転車の整備維持費、クリーニング代、冬場の暖房費」(58歳男性/東京都/営業関連)
・「税金、住民税がものすごく高い」(40歳女性/東京都/事務・企画・経営関連)

Q. 生活費をおさえる工夫を教えてください(自由回答)

食費をおさえるために

・「スーパーの半額商品の購入」(47歳男性/埼玉県/IT関連技術職)
・「コンビニは利用せず、スーパーマーケットを利用する」(39歳男性/埼玉県/事務・企画・経営関連)
・「職場の先輩にごちそうになる」(57歳男性/東京都/専門サービス関連)
・「食材はチラシを見て底値の時に購入し、休日にまとめて調理して冷凍する」(40歳女性/神奈川県/その他技術職)
・「外食やお弁当を購入せずに、お米を買って自炊すること」(51歳女性/東京都/事務・企画・経営関連)
・「ものを食べないようにしている。昼飯は食べてない」(48歳男性/埼玉県/事務・企画・経営関連)

光熱費をおさえるために

・「休みの日に図書館などに入るなど、電気代を節約する。余計なものを購入してしまうので、時間つぶしにショッピングモールに行かない」(36歳女性/埼玉県/事務・企画・経営関連)
・「コンセントを抜く」(55歳男性/東京都/専門職関連)
・「電気のアンペアを下げる」(30歳女性/埼玉県/営業関連)
・「電気をおさえるために、夜更かししない」(45歳女性/東京都/IT関連技術職)
・「光熱費を節約するため、電気をこまめに消したり、節電タップを利用したりする」(45歳女性/東京都/事務・企画・経営関連)
・「仕事中の音楽やテレビを消している」(60歳男性/東京都/専門職関連)

通信費をおさえるために

・「MVNOで契約して、携帯電話の料金をおさえる」(58歳男性/埼玉県/専門サービス関連)
・「Wi-Fiなどの整備」(39歳男性/東京都/専門サービス関連)
・「格安SIMのキャリアにかえて通信費をおさえる。変動費より固定費をおさえる」(31歳女性/神奈川県/事務・企画・経営関連)
・「やっぱりたえずいろんな会社の金額を比べること」(43歳女性/東京都/事務・企画・経営関連)

その他

・「休日は寝て過ごす」(50歳男性/東京都/事務・企画・経営関連)
・「あまり女性を連れ込まない」(49歳男性/神奈川県/事務・企画・経営関連)
・「カード利用額を週間単位で限度を決め、無駄な出費をおさえる」(39歳男性/東京都/事務・企画・経営関連)
・「デートは公園にする」(55歳男性/埼玉県/事務・企画・経営関連)
・「友人付き合いを多くしすぎないこと。たまに、お金使わないdayをつくる」(39歳男性/東京都/IT関連技術職)
・「洋服は、しまむらで季節の変わり目の安い時に買う」(54歳男性/神奈川県/技能工・運輸・設備関連)

総評

一人暮らしの1カ月あたりの生活費は「10万円以上15万円未満」(33.9%)が最多で、「5万円以上10万円未満」(31.9%)、「15万円以上20万円未満」(14.2%)と続いた。5万円未満におさえている人も9.1%いることが分かった。

意外とお金がかかるものとしては、ガス・電気といった「光熱費」と答えた人が多く「使っている金額が把握できないので倹約に苦労する」といった声も。スマホやインターネットなどの「通信費」も負担が大きいようで、「家族割を使って安くしてもらわないと、かなりの高額になる」とのことだった。他にも「NHK受信料」や「食費」「交際費」「駐車場代」「税金」などがあがった。

次に、生活費をおさえる工夫について尋ねたところ、「ガス代節約のため、風呂には毎日は入らない」「たくさん重ね着をして暖房をかけないようにする」といった節約術が寄せられた。食費をおさえるには、やはり「自炊」が一番のようで、お昼も手作り弁当を会社に持参して外食費をおさえているそう。「1日2食にする」「なるべく食わない」なんていう人もいた。

「家計簿をつける」ことも、賢いやりくりには大切なようだ。お金の流れをしっかり把握すれば、無駄な出費や、節約ポイントに気づけるのかもしれない。この他にも、ポイントの利用や、チケットショップの活用、外飲みではなく宅飲みにする、といったさまざまな工夫が寄せられた。1つ1つは小さくても、こうした毎日の積み重ねが大きな節約につながってくるようだ。

調査時期: 2019年3月3日~3月23日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 395名(東京(東京近郊含む)で一人暮らしする働く人限定) 調査方法: インターネットログイン式アンケート

※写真と本文は関係ありません