一人暮らしをしていると、時折、ふと寂しさに襲われることがないだろうか。とりわけ、この春から実家を離れ初めて一人暮らしを始めた人は、新しい環境に慣れるまで寂しさを感じることが多いかもしれない。一人暮らしの寂しさを紛らわすには、どうすればいいのだろうか。マイナビニュース会員のうち、東京(東京近郊含む)で一人暮らしする働く395人に聞いてみた。

Q. 一人暮らしで「寂しい」と思うときはありますか?

はい 62.0%
いいえ 38.0%

Q. 「寂しい」と思うのはどんなときですか。(自由回答)

体調が悪いとき

・「病気で寝込んでいるとき」(38歳男性/神奈川県/IT関連技術職)
・「体調が悪くてつらいとき」(47歳男性/千葉県/公共サービス関連)
・「ひとりの部屋で体調を崩したとき」(34歳男性/東京都/事務・企画・経営関連)

落ち込んでいるとき

・「落ち込んだときに誰もいない」(40歳男性/千葉県/販売・サービス関連)
・「仕事の愚痴を聞いてもらいたいとき」(56歳男性/埼玉県/メカトロ関連技術職)
・「悩みごとばかりになったとき」(36歳女性/神奈川県/事務・企画・経営関連)

家に帰ったとき

・「ひとりで電気のついていない家に帰ってきたとき」(29歳女性/埼玉県/営業関連)
・「帰宅して、ただいまを言っても誰もいないから」(45歳男性/東京都/技能工・運輸・設備関連)
・「ひとりで仕事から帰って、暗い部屋の電気をつけたときには寂しさを感じる。こんなときに恋人ができると、結婚してしまうことになるのだろう」(67歳男性/埼玉県/建築・土木関連技術職)

ひとりで食事をするとき

・「夜ごはんをひとりで作って食べるとき」(31歳男性/東京都/IT関連技術職)
・「ひとりでの夕飯が続くとき」(43歳男性/千葉県/営業関連)
・「実家だと家族で食事していたので、ひとりで食事は寂しいと思います」(35歳男性/埼玉県/その他・専業主婦等)

休日なのに何も予定がないとき

・「休日、予定がなく家にいるとき」(40歳女性/神奈川県/その他技術職)
・「週末にひとりぼっちなとき」(43歳男性/東京都/事務・企画・経営関連)
・「休みの日に誰にも会わないでいたりするとき」(寝る前56歳男性/神奈川県/事務・企画・経営関連)

寝るとき

・「ひとりで寝るとき」(53歳男性/東京都/営業関連)
・「寝る前」(56歳男性/神奈川県/事務・企画・経営関連)

人と別れ、ひとりになったとき

・「さっきまで誰かといたのに、ひとりになったとき」(40歳女性/東京都/専門サービス関連)
・「飲み会や、友人と遊んで帰ってきたとき」(49歳男性/東京都/IT関連技術職)
・「友だちが帰ったあと」(47歳男性/埼玉県/IT関連技術職)

その他

・「疲れて帰ってきて、おふろ掃除をしているとき」(45歳女性/東京都/IT関連技術職)
・「気づいたら一日中、誰とも話さず、声を出さなかったと気づいたとき」(62歳男性/神奈川県/事務・企画・経営関連)
・「気づくと無音の空間に自分がいると感じたときです」(43歳男性/東京都/専門サービス関連)

Q. 「寂しい」と思うときはどのように対処していますか。(自由回答)

テレビや動画を見る

・「テレビをつけて、みたいアニメを見る」(34歳男性/埼玉県/技能工・運輸・設備関連)
・「テレビをみたりして気を和ます」(55歳男性/千葉県/IT関連技術職)
・「ケータイで動画を見たりして、眠くなるまで見ている」(26歳男性/埼玉県/営業関連)

ネットをする

・「ネットサーフィン」(59歳男性/埼玉県/販売・サービス関連)
・「ネット掲示板で会話する」(47歳男性/東京都/IT関連技術職)
・「掲示板やSNSを見る」(54歳男性/神奈川県/技能工・運輸・設備関連)

お酒を飲む

・「酒に走る」(45歳男性/埼玉県/事務・企画・経営関連)
・「お酒を飲みます」(54歳男性/埼玉県/IT関連技術職)
・「DVDを見ながら酒を飲む」(56歳男性/埼玉県/メカトロ関連技術職)

誰かに電話する

・「彼女に電話」(54歳男性/神奈川県/IT関連技術職)
・「友人に電話し話し相手になってもらう」(61歳男性/埼玉県/技能工・運輸・設備関連)
・「実家に電話して、母親の声を聞く」(74歳男性/東京都/事務・企画・経営関連)

友だちに会う

・「家に友だちを呼ぶ」(36歳男性/埼玉県/技能工・運輸・設備関連)
・「家に友だちを呼ぶことがあります」(40歳男性/千葉県/技能工・運輸・設備関連)
・「友人と遊ぶ」(30歳男性/千葉県/販売・サービス関連)

音楽を聴く

・「大音量で音楽を聴く」(31歳女性/神奈川県/公共サービス関連)
・「大好きな音楽を聴く」(43歳女性/東京都/事務・企画・経営関連)

趣味に打ち込む

・「寂しさを忘れるような趣味に没頭する」(58歳男性/東京都/クリエイティブ関連)
・「趣味に没頭する」(38歳女性/埼玉県/専門職関連)

その他

・「ゆっくりお風呂に入る」(28歳女性/東京都/営業関連)
・「好きなキャラクターと遊ぶ」(42歳女性/埼玉県/販売・サービス関連)
・「おいしいものを食べる」(40歳男性/千葉県/販売・サービス関連)
・「ペットとできるだけスキンシップをとる」(26歳男性/東京都/その他・専業主婦等)

総評

一人暮らしの6割超が「寂しいと思うときがある」と回答した。友だちと別れた後や、ひとりで寝るとき、仕事がうまくいかず落ち込んでいるときなど、急な孤独感に襲われるそう。とりわけ多かったのは「体調が悪いとき」。体調が悪いときは気弱になりがちだが、「風邪で寝込んでも誰も面倒をみてくれない……」などとネガティブに考えてしまうようだ。

「家に帰ったとき」と答えた人も多かった。「おかえり」と言ってくれる人がいない真っ暗な寒い部屋に帰ると、孤独を実感し、寂しさがこみあげてくるようだ。一人で食事をしているときも、みんなでワイワイ食卓を囲んでいたときのことを思い出し、実家が恋しくなるのかもしれない。

そんな寂しさを乗り越えるには、どうすればいいのだろうか。対処法として多く寄せられたのは「テレビをみる」で、お笑いやバラエティなどの明るい番組をみて気持ちを紛らわすとのことだった。映画やYouTube、アダルトビデオをみるといった意見も寄せられた。

「電話をする」と答えた人も多かった。恋人や友だち、家族などの声を聞けばホッとするそう。Skypeなどで顔を見ながら通話すれば、より身近に感じ、気持ちが落ち着くかもしれない。この他にも「ゴルフ練習に没頭する」「カフェでお茶をする」「飲みに行く」「マンガ喫茶に行って漫画を読む」といった回答が寄せられた。趣味の時間を増やしたり、積極的に外に出たりすることも寂しさを克服するポイントのようだ。

調査時期: 2019年3月3日~3月23日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 395名(東京(東京近郊含む)で一人暮らしする働く人限定)
調査方法: インターネットログイン式アンケート

※写真と本文は関係ありません