「イイじゃん」「好きすぎて滅!」「爆裂愛してる」などのヒットをきっかけに大きな飛躍を遂げた5人組ダンスボーカルグループ・M!LK。2025年末には『第76回NHK紅白歌合戦』への初出場も果たし、その勢いは2026年に入っても加速している。

そんなM!LKが、10月に地上波で存在感を発揮しそうだ。グループとしてはGP帯冠バラエティ特番の第2弾が放送されるほか、塩崎太智(※崎はたつさき)と山中柔太朗はGP帯連続ドラマに初レギュラー出演、吉田仁人は連続ドラマ初主演。これまで俳優として一足先に個人での活躍が目立っていた佐野勇斗に続くように、メンバーそれぞれが活躍の場を広げている。

  • M!LK

    M!LK

俳優として一足先に活躍してきた佐野勇斗の存在

M!LKの中で、これまで個人での地上波露出が特に目立っていたのが佐野だ。2015年公開の映画『くちびるに歌を』で俳優デビュー後、多くの映画・ドラマなど話題作への出演を重ね、M!LKとして活動する一方で、俳優・佐野勇斗として着実にキャリアを積み重ねることでその名前を広く浸透させてきた。

しかし、グループの楽曲がSNSを中心に大きな話題となり、M!LK自体の知名度が大きく上昇した現在、その勢いは佐野だけにとどまらない。10月のテレビ出演を見ると、ほかのメンバーにも大きな仕事が相次いでいる。

  • 佐野勇斗

    佐野勇斗

M!LK、10月だけで冠特番が3番組放送

まずグループとしては、10月6日にTBS系で冠バラエティ特番『M!LKの爆裂ミッション』(22:00~)の第2弾が放送される。

同番組は、世の中で話題になっているものに“爆裂ミッション”としてM!LKの5人が全力で挑むバラエティ。今年7月7日に第1弾が放送され、M!LKにとって初のゴールデンプライム帯冠番組となった。第2弾では、「制限時間2時間! クレーンゲームで全材料をGETしてカレーを作れ!」というミッションで制限時間内に15種類の食材をクレーンゲームだけで獲得し、カレー作りに挑む。

また、日本テレビにおいても、10月5日放送の『M!LKに言ってみ?』(23:59~24:54)と10月27日放送の『ザッツ M!LK』(23:59~24:54)の2つの冠番組が放送されることが決定。

『M!LKに言ってみ?』では、M!LKが番組に寄せられた“お悩み”に汗をかいて本気で向き合い、時には専門家の力を借りたり、現場での調査を行ったりしながら、体当たりで全力でサポートする。一方、『ザッツ M!LK』は日本国民の代わりにM!LKが本気で“恥”をかく新スタジオバラエティ。人間性、センス、常識、マナー、金銭感覚などが試されるシチュエーションがスタジオに用意され、メンバーの素顔が丸裸にされる。

10月だけでも3つの特番が放送される予定となっており、グループとしての注目度の高さが伺える。

個人活動でも新たな挑戦が続く

塩崎は、10月4日スタートのABCテレビ・テレビ朝日系ドラマ『もうパパ!』(毎週日曜22:15~)に出演。GP帯の連続ドラマにレギュラー出演するのは今回が初となる。原菜乃華が主演を務め、堤真一らが出演する同作で、塩崎が演じるのは大人気動画配信者“シュンマックス”こと佐々木俊也。主人公・紀子(原)とは幼い頃から家族ぐるみで親しく、紀子にとって“最強の味方”となる人物だ。

バラエティ番組などで持ち前の明るいキャラクターを発揮してきた塩崎が、GP帯の連続ドラマというフィールドでどんな存在感を見せるのか注目される。

  • 塩崎太智 (C)ABCテレビ

    塩崎太智 (C)ABCテレビ

山中もまた、10月期に大きな一歩を踏み出す。10月13日スタートのTBS系火曜ドラマ『いろはの恋は時代をかける』(毎週火曜22:00~)にレギュラー出演。山中にとってこちらもGP帯連続ドラマ初レギュラーとなる。

上白石萌音が主演を務める同作は、令和の小学校教師の体に江戸娘の魂がタイムスリップしたことから始まる、300年の時を越えたロマンティックコメディ。山中が演じる真島玲二は、主人公・梨木彩葉らと同じ小学校で働く教師。教師2年目ながら物怖じせず、合理的でプライドが高い一方、心の奥には教育への熱意や児童への愛情を持つ人物で、“いろはの恋”を揺り動かすキーマンとなる。

山中は近年、映画『君がトクベツ』(25)をはじめ、映画やドラマへの出演を重ねており、俳優としても着実にキャリアを積んできた。そんな中でのGP帯連ドラ初レギュラーとなる。

  • 山中柔太朗

    山中柔太朗

そして吉田は、“初主演”という新たなステージへ進む。10月30日からスタートするTOKYO MXのドラマ『溺愛 ~ 実は、最強ヒーロー ~』(毎週金曜23:00~)で、連続ドラマ初主演を務める。

吉田仁人 (C)TOKYO MX

吉田仁人 (C)TOKYO MX

吉田が演じるのは、元営業成績トップで現在は総務部に所属するハイスペックな年下男子・藤崎真白。ヒロイン・皐月(桃月なしこ)を一途に思い続け、ピンチから救う“最強ヒーロー”という役どころで、本格的なアクションにも挑戦する。M!LKではリーダーを務め、ラジオパーソナリティーとしても活動している吉田。グループとはまた違った表情を見せる連ドラ初主演作となりそうだ。

一方、曽野も地上波で自身のフィールドを広げている。テレビ東京系『ポケモンとどこいく!?』(毎週日曜7:30~8:30)のコーナー「ライジングソノシュンの激アツアニポケっす!」を担当、NHK Eテレ『NHK高校講座 ベーシック英語』(毎週木曜10:20~)へのレギュラー出演のほか、9月27日放送の『アメトーーク! 踊りたくない芸人SP』(22:15~)など各局でのバラエティ番組への出演が目立つ。

  • 曽野舜太(右) =テレビ朝日提供

    曽野舜太(右) =テレビ朝日提供

俳優として先行してきた佐野、GP帯連続ドラマに出演する塩崎と山中、連ドラ初主演を飾る吉田、そしてバラエティ番組などで活躍する曽野。5人それぞれが異なる場所で個性を発揮する状況が生まれつつある。

2014年の結成から今年で12年。M!LKは決して一足飛びに現在の場所へたどり着いたわけではない。これまで俳優として一足先に知名度を高めてきた佐野の存在は、M!LKにとって大きな入り口の一つだった。その一方で現在は、ほかの4人もそれぞれの得意分野で活動の幅を広げている。グループとしてブレイクした勢いを、今度は一人ひとりの活躍へ――。10月の地上波出演ラッシュは、M!LKが「5人それぞれの名前と個性が知られるグループ」へと歩みを進めていることを感じさせるものになりそうだ。