過労自殺しかけた経験を描いた書籍『「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由』の著者である汐街コナさんが、会社から身を守るための処世術などを紹介する漫画連載「会社につぶされないために」。今回のテーマは「忘れられない初担当編集さん(5)」です。

これまでのお話はこちら

前回の続きになります。

このあたりは、ブラック企業にいたときに、転職の判断がなかなかできなかったのにも似ています。

今まで積み上げてきたものを0に戻す怖さ、「かけた時間と労力がもったいない」という気持ち、そして新しい場所へ動き、やりなおす労力とリスク……。

そのあたりを振り切ってでも、動かなければならない・動きたいという強いモチベーションが、この時点ではなく、まだここで頑張りたいという気持ちが勝っていました。

(つづく)