過労自殺しかけた経験を描いた書籍「『死ぬくらいなら会社辞めれば』ができない理由」の著者である汐街コナさんが、会社から身を守るための処世術などを紹介する漫画連載「会社につぶされないために」。今回のテーマは「何のために働くのか」です。

  • 漫画連載「会社につぶされないために」のワンシーン
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人生の遠くを見ましょう

「生きるために働く」

それは当たり前で、重要なことです。でも、人間はそれだけのために、限界まで働き続けるのは難しいと思います。

キリストではありませんが、「パンのみにて生くるにあらず」です。

「何のために働いているんだろう」と思うようになってきたら、「生きるため」という答えで終わらず、「『どう』生きるため」なのか、考えてみてほしいです。

目先のことだけではなく、人生の、遠くを見てほしいのです。

家族を養うために働く人も多いでしょう。でも大黒柱が過労で働けなくなったら、家族の幸せはどうなるでしょうか。

仕事に生きがいを感じている人もいると思います。でも体を壊せば、その仕事も辞めざるを得ず、志半ばで終わってしまいます。

家族を長期的に幸せにするためには、目先のお金より、健康をとらないといけないときがあるのです。一時的なお金はセーフティネットから得られることもあります。

仕事だって、目先の仕事ばかりで倒れたら、本当に成し遂げたかったことはどうなるのでしょうか。健康を優先しながら続ける方法はあるはずです。

「自分は何のために、『どういう人生をおくるために』、働いているのか」

たまにでいいので、考えてみると、見えてくるものがあるように思います。

筆者プロフィール: 汐街コナ

イラストエッセイを手掛けるイラストレーター。ゆるいオタク。 エッセイ「『死ぬくらいなら会社辞めれば』ができない理由」を2017年4月に上梓。ツイッターは@sodium。