過労自殺しかけた経験を描いた書籍「『死ぬくらいなら会社辞めれば』ができない理由」の著者である汐街コナさんが、会社から身を守るための処世術などを紹介する漫画連載「会社につぶされないために」。今回のテーマは「忖度しないために2」です。

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自分でメリットを選ぶことが重要

前回、自分目線で状況を把握すると書きましたが、今回も引き続き、自分目線で問題への対応を考えてゆきます。

今回の例だと「上司に声をかけない場合」と「声をかける場合」で、それぞれにメリットとデメリットがあります。

前者は残業をまぬがれるかもしれませんが、上司の心象が悪くなるかもしれない。後者は、上司の心象はよくなるかもしれませんが、残業することになるかもしれない。その両方を天秤にかけ、自分でメリット、デメリットをよく考えて、ちゃんと自分で選びます。

これは、本当は誰もが日常で無意識にやっていることだと思います。ただ、意識してやらないと、「本当は自分の意志で選んでいたのに、誰かのせいにしてしまう」ということになったり、「流されるままに、自分の意志が見えなくなってしまい、ただつらいだけ」となったりします。

そうなると、自分から主導権が消えてしまうので、常に「他人の都合にふりまわされる」ことになり、ストレスも溜まります。

「自分でメリットを選んでいる」という意識を持つのが大切だと思います。

筆者プロフィール: 汐街コナ

イラストエッセイを手掛けるイラストレーター。ゆるいオタク。 エッセイ「『死ぬくらいなら会社辞めれば』ができない理由」を2017年4月に上梓。ツイッターは@sodium。