舞台『漫画みたいにいかない。第2巻』(2月東京公演、3月神戸公演)の顔合わせが1日、都内のスタジオで行われ、お笑いトリオ・東京03の角田晃広、飯塚悟志、豊本明長、ダンス&ボーカルグループ・三代目 J SOUL BROTHERSの山下健二郎、女優の山本舞香というレギュラーキャストに加え、ゲストの俳優・上杉柊平、欅坂46・菅井友香、そして俳優・相島一之が勢ぞろい。さっそく台本が配られ、本読み稽古が行われた。

  • (手前左から)菅井友香、山本舞香 (後列左から)相島一之、豊本明長、飯塚悟志、角田晃広、山下健二郎、上杉柊平

『漫画みたいにいかない。』は、放送作家のオークラ氏が脚本・監督を務め、全く売れない時代遅れの漫画家とその周りの人々の日常を描くコメディ。昨年4月の公演は、チケットが即完する人気で、日本テレビの川邊昭宏プロデューサーが「今時珍しい、2時間一幕ものというストレートプレイのコメディとなっております。作ってる僕らも楽しくてしょうがない作品です。第1弾はすごく好評だったので、とにかくこの第2弾は第1弾を必ず超えるものをとオークラさんにお願いしました(笑)」と言うと、オークラ氏は「プレッシャーがすごくて(笑)」と苦笑いした。

冒頭は、売れない漫画家・戸塚を演じる角田の超長セリフ。角田が、その量に驚きながら読み進んでいくと、これから起こる波乱を予感させるプロローグに、他のキャストや関係者たちが思わずニヤつく。

その後も、序盤からキャスト陣も笑ってしまうシーンが連発。コメディ舞台の大ベテラン・相島が手を叩いて笑うと、「レジェンドがいるので、緊張しています」と話していたオークラ氏は“してやったり”の表情を見せ、手応えをつかんだ様子だった。

しかし、本読みはこの時点で脚本が完成している序盤で終了。オークラ氏が「次の稽古までには倍になってます」と宣言すると、レギュラー陣から「おぉ~!」と称賛の声があがるが、飯塚は「最後までじゃないの? 『倍になってます』『おぉ~!』じゃねーよ!」と冷静にツッコミを入れる。それでも、山本は「もうそれが普通だもん(笑)」と慣れた様子で、オークラ氏は「全部完成してても、みんなまだ覚えないから(笑)」と開き直り、キャスト陣を笑わせていた。

本読みの間には、小休止の時間にキャスト同士が雑談も。57歳の相島は、7歳の息子と4歳の娘の話を披露し、「子供が成人すると70歳過ぎちゃうから、何でもがんばりますよ」とアピール。オークラ氏も前回の舞台のときに第1子が生まれたことを明かすと、相島から「おめでとうございます(笑)」と言われ、即座に「ありがとうございます(笑)」と返していた。

なお菅井は、東京の一部公演(2月20日昼、21日昼・夜の計3公演)に出演。このメンバーに加え、ドラマ版の前作に出演したアイドルグループ・ももいろクローバーZの玉井詩織が、東京公演の初日(2月19日昼・夜の計2公演)に特別ゲストとして登場する。

昨年4月の公演は、チケットが即完する人気だったこの舞台。今回の『漫画みたいにいかない。第2巻』の東京公演(かつしかシンフォニーヒルズ)は、2月19日~22日に7公演、神戸公演(神戸国際会館)は、3月8日~9日に3公演を実施。既に完売公演もあるが、バルコニー席などの追加席も発売開始している。チケット料金は、S席:9,400円、A席:8,200円、B席:6,400円(全席指定、税込。※B席は東京公演のみ)。未就学児の入場は不可。会場限定で販売するグッズも多数用意されている。

また、神戸公演大千秋楽(3月9日)のライブビューイングも、北は北海道から南は沖縄までの全国の映画館で実施。こちらのチケット料金は、3,800円(全席指定・税込)となっている。

今春放送のドラマ『遊戯みたいにいかない。』には、千葉雄大、飯豊まりえ、堀未央奈(乃木坂46)、前回の舞台版にも出演した島崎遥香、山崎樹範がゲスト出演。

マイナビニュースの連載「ほとんどの大人の金曜日は、漫画みたいにいかない。」では、ドラマ『遊戯みたいにいかない。』や、舞台『漫画みたいにいかない。第2巻』の最新情報を、キャスト・スタッフインタビュー、撮影現場・稽古場レポートなども交えながら、金曜日にお伝えしていく。