「ランチタイムはどこのお店も混雑しているけど、いちいち並んでる時間なんてない」「お昼の時間ぐらいゆっくり過ごしたい」「昼食でも身体にいいメニューを選びたい」……このように、都心部のオフィス街には「ランチ」に関する悩みを抱えたビジネスマンが溢れかえっている。「ランチ難民」という言葉が生まれてしまうほどその現状は深刻だ。本連載では、この問題を解決するべく、オフィスで活用できるさまざまなサービスを紹介していく。

  • 今回は、オフィスに専用の冷蔵庫やボックスを設置し、お惣菜やご飯などが手軽に楽しめるサービス「オフィスおかん」をご紹介

    今回は、オフィスに専用の冷蔵庫やボックスを設置し、お惣菜やご飯などが手軽に楽しめるサービス「オフィスおかん」をご紹介

あなたの会社に“ぷち社食”

毎朝お弁当をつくるのも面倒だけど、コンビニ弁当や外食では出費がかさんでしまうし、健康面の不安もぬぐい切れない。

そんなビジネスマンにオススメなのが、オフィスにお惣菜をストックしてくれるサービス「オフィスおかん」だ。同サービスは、コンパクトかつ簡単に設置できる専用の冷蔵庫とボックスが最大の特徴。その中にストックされた商品から食べたいものを各自が選び、冷蔵庫とともに設置した料金箱へ買った分だけお金を入れるという仕組みになっている。

  • シンプルな支払いシステムも◎

    シンプルな支払いシステムも◎

おかずのラインナップは「おふくろの味」をコンセプトに、さば塩焼きや和風ハンバーグなどの主菜、玉子焼きや里芋の土佐煮などの副菜、玄米ご飯にドリンク類など常時20種類を取り揃え、毎月6~7品が新商品に入れ替わる。

  • 同サービスは、日本全国どこでも対応してくれるとのこと(一部エリアでは提供方法が異なる)。日本各地のお惣菜メーカーとパートナーシップを結び、季節感やその土地ならではの郷土色を大切にしたお惣菜を届けてくれる

    同サービスは、日本全国どこでも対応してくれるとのこと(一部エリアでは提供方法が異なる)。日本各地のお惣菜メーカーとパートナーシップを結び、季節感やその土地ならではの郷土色を大切にしたお惣菜を届けてくれる

  • 主食のご飯には、玄米なども用意

    主食のご飯には、玄米なども用意

合成着色料をはじめとした添加物の使用を禁止しており、管理栄養士が監修した季節ごとのこだわりメニューを展開。お惣菜は1品たったの100円というリーズナブルさでお財布にも優しい。ご飯のみ自宅から持ってきたり、自前のお弁当に1品足したり、柔軟に活用できるのも魅力的だ。初期費用は0円、運用費は企業規模に合わせて複数の料金プランから選べるようになっている。

現在、同サービスは全国で約1,200社が導入しており、従業員3名ほどの企業から5,000人を超える企業まで、その規模や業種はさまざま。クリニックや美容院、商業施設や工場などでも導入されているとのこと。

  • 従業員数の多い企業からの声を受け、自動販売機タイプなどのプランもスタートしている

    従業員数の多い企業からの声を受け、自動販売機タイプなどのプランもスタートしている

中には、夕食の足しとして家事負担を軽減してもらうべく、同サービスのメニュー持ち帰りを推奨する企業もあるという。休憩スペースに冷蔵庫を設置することで、社内コミュニケーションの活性化を図るケースも多いそう。時間帯を選ばずに利用できるのも、好評を博しているポイントかもしれない。