日々忙しく働くビジネスマンの強い味方、疲れた身体に喝を入れるエナジードリンク。日本全国津々浦々、出張先で試してみたいご当地エナジードリンク7種を飲み比べてみました。

  • パッケージからすでにエナジーが溢れ出ている5社7種のエナジードリンクが揃い踏み!

今回は、5社7種類のご当地エナジードリンクを飲み比べてみます。比較のポイントは「甘さ」「炭酸の強さ」「飲み応え」の3点に加えて「ご当地度」と「仕事のやる気アップ度」、そのドリンク特有のポイントもチェックしてみたいと思います。

※本記事の飲み比べは少量ずつ、日にちを分けて行っております。カフェインの摂り過ぎにはくれぐれもご注意ください。

爽やかな柑橘果汁入り「湘南ゴールドエナジー」

まずは、神奈川県のご当地エナジードリンク「湘南ゴールド(250ml)」。幻のみかんと言われる湘南ゴールドの果汁が入った1本です。開発にあたり「神奈川で地元に根ざしたカルチャーを作りたい」ということで企画がスタートした「湘南ゴールド」。現在では、音楽ユニットによる同商品のテーマソング制作や、ランニングクラブの設立、マラソン大会の開催など、ドリンクを通じて地元を中心に盛り上がりを見せています。横浜DeNAベイスターズやご当地キャラとのコラボも展開中です。

  • 柑橘果汁の酸味がいいアクセントの「湘南ゴールド(250ml)」(参考価格・税別190円)

果汁が入っているため後味がさっぱりとしており、飲みやすい口当たり。口の中に含むと柑橘系の香りが広がる爽やかなフレーバーが特徴。やたら甘いだけのエナジードリンクに飽きているなら、この酸味はクセになります。より酸味を求める人には、熟す前の酸っぱい果実を使ったHAYAZMIもオススメ。爽やかな1日が過ごせるようなパワーを感じるエナジードリンクです。

  • 口当たりも爽やかなフレーバー「湘南ゴールド」

  • より酸味を求めるなら「湘南ゴールドHAYAZMI」がオススメ

甘さ★★★☆☆
炭酸の強さ★★★☆☆
飲み応え★★★★☆
ご当地度★★★★☆
仕事のやる気アップ度★★★★☆
50kcal(100ml当たり)

最高のダンスパフォーマンスを発揮!「アワライズ」

続いては徳島県のエナジードリンク「アワライズ(250ml)」。阿波踊り専用エナジードリンクとして登場した、おそらく日本で唯一の踊りからインスピレーションを得た商品です。「日本三大盆踊りのひとつであり400年の歴史を持つ阿波踊りの魅力を、もっと多くの人に伝えたい」という想いのもと、阿波踊りのエネルギーを商品として表現できるのはエナジードリンク以外にない! ということで誕生したアワライズ。オリジナルのゆず味に加えてすだちも登場し、来年春にはゼロカロリータイプも発売予定とのこと。

  • 阿波踊り専用エナジードリンク「アワライズ(250ml)」(参考価格・税別150円)

ゆずとすだち風味の飲みやすいテイストで、炭酸もしっかり効いています。エナジードリンクというよりは、むしろ果汁系炭酸飲料といった感じの味わい。ゆずの方は香りが強く、すだちの方は酸味が強く感じますが、これは好みと言ったところ。阿波踊りで最高のパフォーマンスを発揮したいときはもちろん、仕事中に阿波踊りさながらの熱量が必要になった際にも最適の1本です。

  • 風味豊かなゆず香る「アワライズ」

  • すだちの酸味が効いた「アワライズすだち」

甘さ★★★☆☆
炭酸の強さ★★★★★
飲み応え★★★★☆
ご当地度★★★★★
仕事のやる気アップ度★★★★☆
54kcal(100ml当たり)

目覚めよ! 干潟の底から「エイリアンエナジー」

有明海の干潟に生息するハゼの仲間「ワラスボ」。そのグロテスクな見た目から「干潟のエイリアン」と呼ばれ、干物は佐賀県の珍味として名物になっています。そのワラスボのエキスが入ったエナジードリンクが「エイリアンエナジー」。二日酔い防止効果があると言われているナイアシンや抗ストレス作用が期待できるGABAを含んでいるので、出張先での夜のお供としても重宝しそうな1本です。

  • 怪しい液体「エイリアンエナジー(200ml)」(参考価格・税別200円)

インパクトの強いパッケージに、緑がかったカラーリングの怪しげな液体……そして気になるワラスボエキス。まず口に含むと感じる複雑なテイスト。甘くもなく苦くもない、謎の風味が広がります。炭酸は弱めなので飲みやすく、当然生臭さもないため、仕事中でも気軽に飲めそうなエナジードリンクです。ワラスボパワーを吸収して、未知なるエナジーをゲットしましょう。

  • 見た目に反して、微炭酸かつスッキリとした風味で飲みやすい

甘さ★★☆☆☆
炭酸の強さ★☆☆☆☆
飲み応え★★★★☆
ご当地度★★★★★
仕事のやる気アップ度★★★★☆

自然のチカラを注入! 「南アルプスPEAKERビターエナジー」

化学的で人工的なイメージのエナジードリンクを、自然の素材を活かし苦味と強炭酸で仕上げた「南アルプスPEAKERビターエナジー」。現在は1都10県で販売しており、10月より全国で販売予定となっています。

カフェインを含む茶葉のグアユサや、辛みのあるジンジャー、清涼感のあるミントを使用し、グレープフルーツ果汁の苦味を効かせたビターなエナジードリンクです。ペットボトル入りなので自分のペースで飲むことができ、持ち運びにも便利。

  • アウトドアメーカーのスノーピークと共同開発した「南アルプスPEAKERビターエナジー(375ml)」(参考価格・税別190円)

ひと口飲んでみると、強炭酸で口腔内が刺激され後から舌に感じる苦味。これは他のエナジードリンクにはないテイストで、かなりパンチが効いています。なんとなく夜のイメージが強いエナジードリンクですが、これは昼間にアウトドアで飲みたくなる味わいです。自然派素材を使用しているゆえの、じんわり効いてくる持続性のありそうなエナジー感が◎。

  • 甘さ控えめのビターなテイスト

甘さ★☆☆☆☆
炭酸の強さ★★★★★
飲み応え★★★★☆
ご当地度★★☆☆☆
仕事のやる気アップ度★★★★☆
33kcal(100ml当たり)

番外編:もはやタレにしか見えない「うなぎコーラ」

スタミナの付きそうなネーミングの静岡県産ご当地ドリンク「うなぎコーラ」。こちらはエナジードリンクではないのですが、うなぎエキス入りということでご紹介。同商品は「笑いと驚きをお届けできるご当地サイダー」というコンセプトで誕生し、なんと開発には3年を要したとのこと。試作段階では生臭くて飲めたものではなく、試作に試作を重ねた末にベストなうなぎとコーラの配分にたどり着いたという逸品です。

  • 調味料っぽさの強いパッケージが印象的な「うなぎコーラ(240ml)」(参考価格・税別250円)

さぞ蒲焼フレーバーが強いのだろうと飲んでみると……けっこう普通にコーラ味。ところが、後味に魚介の感じがじわじわくる不思議な口当たり。匂いを嗅いでみると、ほんのり魚を感じます。アルギニンもカフェインも入っていないので、気軽に飲めるスタミナ清涼飲料です。

  • 後味に感じるほのかな魚介テイストがクセになる、他では味わえないコク深さ

甘さ★★★★☆
炭酸の強さ★★★☆☆
飲み応え★★★★☆
ご当地度★★★☆☆
仕事のやる気アップ度★★★☆☆
41kcal(100ml当たり)

今回は、5社7種の個性豊かなエナジードリンクを飲み比べてみました。エナジーチャージにはもちろん、インパクトのあるパッケージはお土産にもオススメです。出張や旅行などで各地方を訪れた際には、ぜひとも手に取ってみてください。