JR東海は2019年3月16日にダイヤ改正を実施し、東海道新幹線「のぞみ」上下計70本において所要時間を3分短縮すると発表した。東京~新大阪間を2時間27分、東京~博多間を4時間57分で結ぶ「のぞみ」が毎時上下1本ずつ運転され、利用がより便利になるという。

  • 東海道新幹線は増備を進めるN700Aを活用し、最高速度285km/hで運転する列車を増やすなどして所要時間短縮を図る

東海道新幹線はN700Aの新車投入が順次進められており、来春のダイヤ改正では日中時間帯に最高速度285km/hで運転する列車を増やすなどして所要時間を短縮し、さらに便利なダイヤとする。下りは東京駅を毎時10分に発車する博多行「のぞみ」のうち9本で東京~新大阪間2時間27分、東京~博多間4時間57分に短縮。東京駅を20時10分に発車する岡山行「のぞみ」1本も東京~新大阪間2時間27分、東京~岡山間3時間18分に所要時間を短縮する。東京駅を毎時20・40分に発車する新大阪行「のぞみ」のうち20本についても所要時間を短縮し、東京~新大阪間2時間30分とする。

上りは東京駅に毎時33分に到着する博多発「のぞみ」のうち12本を博多~東京間4時間57分、新大阪~東京間2時間27分に短縮。東京駅に毎時3分に到着する広島発「のぞみ」は7本で所要時間を短縮し、広島~東京間4時間0分、新大阪~東京間2時間30分とする。東京駅に12時23分に到着する岡山発「のぞみ」1本も新大阪~東京間の所要時間を2時間30分に短縮。東京駅に9時33分・10時33分に到着する新大阪発「のぞみ」2本は新大阪~東京間の所要時間2時間27分に短縮する。東京駅に毎時3・23分に到着する新大阪発「のぞみ」のうち18本についても所要時間を短縮し、新大阪~東京間2時間30分とする。

東海道新幹線ではその他、土休日や休日の翌日などを中心に、6時30分に新大阪駅を発車し、8時59分に東京駅に到着する臨時「のぞみ292号」を設定。早朝の時間帯に運転することで、東京方面へのビジネス、観光での利用が便利になるという。