健康を維持する秘伝のレシピを伝授します

どこにでもある"ヘルシー"なレシピではなく、からだの改善、不調などの症状に対応する"栄養科学的"な旬の食材にこだわった簡単に作れるレシピ集。土日祝日、休刊日を除いて毎日更新!

鞘につやが新鮮「そら豆」

そら豆の旬な時期は産地によって異なるが、一般的に4月~6月となる。鮮度が落ちるのが早いので、風味を楽しみたい場合は鞘付きを買って早めに食べたい。鞘につやがあり、中の綿がたっぷりパンパンに詰まった感触だと新鮮な証拠。

鮮度が落ちるのが早いので、風味を楽しみたい場合は鞘付きを買って早めに食べたい

大豆は植物性たんぱく質源として優れた食品だが、消化の悪さが玉に瑕だ。加工食品として食べるとよい。湯葉にはイソフラボンや大豆サポニンが含まれる。イソフラボンは抗酸化作用が強いといわれ、コレステロール値上昇を抑えるポリフェノールの一種。女性ホルモンと似た働きがあるといわれており、アンチエイジングの効果が近年注目されている。また、大豆サポニンには血圧低下の働きがある。でも、摂りすぎには要注意。

生湯葉とそら豆のあんかけ

あたりなめらかな湯葉とそらまめの甘みが、干し椎茸の香りとともにやさしく広がる一品。器に春らしい暖色のものを選んでみてもよいだろう。

【病態】骨粗しょう症、アンチエイジング、高脂血症
【栄養素】湯葉:イソフラボン、大豆サポニン、カルシウム、マグネシウム
【栄養価(1人分)】エネルギー:186kcal、カルシウム:22mg、マグネシウム:37mg
【ジャンル】主菜

材料(2人分)

順番 材料
1 生湯葉 100g
2 そらまめ(ボイル皮むき) 12個
3 干し椎茸 3枚
4 もやし 50g
5 干し椎茸のもどし汁 400cc
6 うすくちしょうゆ 大さじ1
7 少々
8 水溶きかたくり粉 適量

作り方

(1) 干し椎茸をもどし、一口大の食べやすい大きさに切る
(2) 生湯葉も一口大の食べやすい大きさに切る。そら豆は熱湯で色よくゆで、皮をむいておく。もやしはひげと根っこを取っておく
(3) 干し椎茸のもどし汁を鍋に入れ、煮立たせ、うすくちしょうゆ、塩で味をととのえ、(1)と(2)の湯葉を入れ、再沸騰したら水溶きかたくり粉でゆるめのとろみをつける。もやし、そらまめを最後に入れ、さっと火を通し火からおろす
※ あたたかいうどんにかけて、「湯葉あんかけうどん」にしても美味

(注)このレシピは、病気の治療を目的とするものではありません。個々の症状については、早めに医師に相談しましょう。当方では一切の責任を負いかねます。