テレビ大好き芸人の橋爪ヨウコです。学生時代はテレビの話で友達を作り、恋や仕事はドラマから学んできたと言っても過言ではない! 26年間全クール全チャンネルのドラマ視聴中の“とにかくテレビを愛し! テレビにはまだそんなに愛されていない女…!”そんな私、橋爪がとにかく熱い!と思っているドラマをご紹介する連載シリーズ「こじらせハスキー・橋爪ヨウコの三度の飯よりテレビが好き!」。

今回は、ドキドキキュンキュンしながら毎週火曜が来るのが待ち遠しい!『オー! マイ・ボス! 恋は別冊で』(TBS系、毎週火曜22:00~)をご紹介します!

  • 『オー! マイ・ボス! 恋は別冊で』に主演する上白石萌音 (C)TBS

■純度の高いラブストーリーの玉森裕太を待ち望んでいた

2020年に放送されたTBS火曜ドラマ『恋はつづくよどこまでも』のスタッフが再集結して制作された本作は、「MIYAVI」というファッション雑誌編集部を舞台に、“普通が一番”と思っていた平凡女子の鈴木奈未(上白石萌音)が、ドS編集長・宝来麗子(菜々緒)とその弟の“子犬系男子”潤之介(玉森裕太)に振り回されながら、恋や仕事に奮闘し成長していくラブコメディ。

現在第9話まで放送され、そのたびにTwitterには「ボス恋」だけではなく「潤之介くん」「ドS先輩」「麗子さん」「なみちゃん」「白黒ジュン」など沢山のワードがトレンド入りし、盛り上がりまくっています。見ているだけで10歳若返るんじゃないかと思うくらいドキドキキュンキュンするストーリーに、「こりゃエステ効果があるドラマだなぁ」と意味不明な発言をしてしまいほどドハマりしています!

なんといっても玉森裕太さん演じる“子犬系男子”の潤之介がめちゃくちゃカワイイ! 『美男ですね』(11年、TBS)はもちろん、『ぴんとこな』(13年、TBS)が大好きだった私は、玉森さんが出演する純度の高いラブストーリーを待ち望んでいたので、『ボス恋』が制作発表されたときは「待ってましたーー!」と、赤坂に向かって一礼しました。

■「彼氏とやりたい10のこと」を実行していく優しさ

その待ちに待った玉森さん演じる潤之介は、最初は母からの見合い話を断るため、“好きにならないタイプ”の奈未に偽装彼女を頼むほどでしたが、いつしか奈未のことを好きになり、2人が付き合うようになってからは、奈未が学生時代に書いたメモ「彼氏とやりたい10のこと」の内容をちゃんと実行してくれる優しさに胸キュン!!

しかも、そこに書かれていた【2人で手を繋いでスケート】という願いは、Kis-My-Ft2でローラースケートを駆使してる玉森さんだからこそできる華麗なターンにトキメキ、【マフラーを2人で巻く】という願いも、マフラーをリードみたいに巻いて身長差のせいか子犬を連れてるみたいになっちゃってたけど、その天然でちょっと抜けてる姿がとても愛おしく、【第二ボタンが欲しい】という願いも、正直大人になった今では何であんなに欲しかったのかも分からない謎のアイテムだけど、その言動が奈未の現在も過去も救ってくれているんだなと思うとその想いだけで、プライスレス。なんて素敵なシーンなんだとホッコリしつつ、このままハッピーエンドを迎えるのかな?と思いきや、そうはいかないのがこの『ボス恋』です。

第9話で、奈未は「編集者になりたい」という夢に気づき、一度OKしたはずの潤之介のプロポーズを断ってしまうのです…。「えー! 仕事と結婚、両方選べないのー!? 折衷案探そうよー!」とテレビの前でジタバタしましたが、奈未なりに中途半端ではいけないとしっかりと考えて出した答えだと思うと、より切なかったです。