テレビ大好き芸人の橋爪ヨウコです。学生時代はテレビの話で友達を作り、恋や仕事はドラマから学んできたと言っても過言ではない! 26年間全クール全チャンネルのドラマ視聴中の“とにかくテレビを愛し! テレビにはまだそんなに愛されていない女…!” そんな私、橋爪がとにかく熱い!と思っているドラマをご紹介する連載シリーズ「こじらせハスキー・橋爪ヨウコの三度の飯よりテレビが好き!」。

今期は面白いドラマがたくさんありすぎてどれにしようか迷いに迷いましたが、毎週リアルタイムで見たいと早い時間からテレビの前でスタンバイするぐらいハマっている、フジテレビの『知ってるワイフ』(毎週木曜22:00～)をご紹介します!

  • 大倉忠義　(C)フジテレビ

■高い演技力と美しいビジュアルと色っぽさあってのこと

『知ってるワイフ』は、同名タイトルの人気韓国ドラマが原作となっていて、妻である澪(広瀬アリス)との結婚を後悔している恐妻家の元春(大倉忠義)が過去にタイムワープし、妻を入れ替えてしまったことにより“本当に大切なことは何なのか”を模索するストーリー。

現在第7話まで放送され、その度にTwitterのトレンドに入るくらい人気で、秀逸なストーリー展開によって毎回ドキドキヒヤヒヤキュンキュンしながらどハマりしています!

何といっても、主人公の元春を演じている大倉忠義さんの“クズ旦那っぷり”が素晴らしい! このドラマを見始めたときは、元春が「どの面下げて家に帰ってきたんだ!?」と首根っこ捕まえて外に放り出したくなるくらいダメダメで、思わず「だめだこりゃ!」とお久しぶりのいかりや長介さんが降臨しまうほどでした。

「あーあーそりゃ嫁もモンスター化しますわー!」と広瀬アリスさん演じる澪に対して同情していたのですが、このダメ旦那の元春役が大倉さんじゃなかったら、どえらいことになっていたんじゃないかと思うくらい、大倉さんが最高なのです!

大倉さんは今、“ひたすら流されるダメな男”を演じたら右に出るものはいないと思っています。この『知ってるワイフ』のほか、昨年公開された映画『窮鼠はチーズの夢を見る』でも受け身なダメ男を演じていて、それが本当にこんな人なんじゃないかって思ってしまうくらいにばっちりハマっているのです!

それも大倉さんの高い演技力と美しいビジュアルと色っぽさあってのことだと思っていて、クズでどうしようもない元春でさえ大倉さんが演じてるからこそ嫌いにはなれず、「元春よ、大倉さんだから許すけど、そうじゃなかったら終わってたぞ!」と思いながら、毎週放送を楽しみにしています。

■広瀬アリスは「本当は…」と言っていた?

そして、コメディからシリアスまで演技力抜群の広瀬アリスさん演じる澪は、最初は元春のせいでモンスター嫁化してしまっていましたが、タイムワープして過去が変わった後は、明るくて健気で抱きしめたくなるぐらいカワイイ!

第6話で、澪がコンビニの前で無音でつぶやいたシーンでは、「あぁ…なんで今まで読唇術を身につけて来なかったんだ…」と悔やみ続けた私ですが、何度も巻き戻しをして口元を見てみてると「本当は…」と言っているような気がして。もしや澪も“以前の人生”を知ってるということなのか? それとも松下洸平さん演じる津山さんよりも「本当は…」元春が好きだということなのか? と頭の中でぐるぐる。

  • 広瀬アリス　(C)フジテレビ

それもこれも広瀬さんの繊細な演技が素晴らしいからこそいろいろ考察したくなるからで、「今後のドラマ界を引っ張っていく女優さんは広瀬アリスさんしかいないな、うんうん」と、何の権力もない私がテレビの前でヘドバン並みに頷いてしまうほどでした。