JR九州がダイヤの見直しを3月13日に実施。日豊本線の特急「にちりん」「ひゅうが」「きりしま」のの使用車両が787系に統一され、「ハイパーサルーン」の愛称を持つ783系は日豊本線での定期運行を終了したとのこと。

  • 783系5両編成で運転された特急「にちりん」

783系はJRグループ後、初となる特急形電車の新型車両として1988(昭和63)年に登場。車体はステンレス製で、1車両の客室を前後に分割し、乗降ドアとデッキを車両の中央部に配置している。日豊本線ではこれまで、特急「にちりん」「ひゅうが」「きりしま」の一部列車で、5両編成の783系が使用されていたが、3月12日をもって日豊本線での定期運行を終了。3月13日以降、3列車とも使用車両が787系に統一された。

特急「にちりん」は博多・小倉・大分~宮崎・南宮崎・宮崎空港間などにて、下り9本・上り9本(「にちりんシーガイア」を含む)を設定。下り「にちりんシーガイア5号」「にちりん9・15・19号」と上り「にちりん4・6・14号」「にちりんシーガイア18号」は787系6両編成、他の列車は787系4両編成で運転される。特急「ひゅうが」は延岡~宮崎・南宮崎・宮崎空港間にて、下り8本・上り9本を設定。下り「ひゅうが1・5号」と上り「ひゅうが12・16号」は787系6両編成、他の列車は787系4両編成で運転される。

  • 特急「きりしま」も一部列車で783系を使用していた

特急「きりしま」は宮崎・国分~鹿児島中央間にて、下り10本・上り10本を設定。3月13日以降、全列車787系4両編成での運転となる。