三陸鉄道はJR東日本のダイヤ改正に合わせ、利用者の利便性を向上させる時刻改正を3月13日に実施する。リアス線全線を直通する列車を一部変更するほか、夜間の列車の時刻繰下げ、釜石駅でのJR釜石線との接続改善などが予定されている。

  • 三陸鉄道が3月13日に時刻改正を実施

リアス線全線を直通する列車は計5本(盛発久慈行2本・久慈発盛行3本)。うち1本は久慈駅16時6分発・盛駅20時29分着の運転だが、時刻改正を行う3月13日以降、この列車の運転区間が久慈~宮古間、宮古~釜石間、釜石~盛間に分割される。代わって久慈駅12時0分発・盛駅16時35分着の列車がリアス線全線を直通することになり、観光客などが利用しやすい時刻に変更される。

久慈駅で接続するJR八戸線がダイヤ改正で時刻を変更することを受け、リアス線も久慈駅発着の一部列車で時刻を変更。一方、現行の久慈駅21時24分発・田野畑駅22時12分着、田野畑駅22時20分発・久慈駅23時0分着の列車(土休日運休)は新型コロナウイルス感染症の影響等により、利用者が非常に少なくなったことから運転を取りやめる。

これによる利用者への影響を緩和するため、現行の久慈駅20時32分発・宮古駅22時7分着の列車は時刻を繰り下げ、久慈駅20時46分発・宮古駅22時24分着に。現行の宮古駅20時31分発・久慈駅22時7分着の列車も時刻を繰り下げ、宮古駅20時50分発・久慈駅22時23分着で運転する。

早朝の時間帯に運転される岩手船越駅5時42分発・宮古駅6時42分着の列車は、交換時刻を変更することにより、3月13日以降は岩手船越駅5時53分発・宮古駅6時39分着となり、乗車しやすい時刻に。釜石駅でのリアス線宮古方面とJR釜石線の接続も改善し、夕方の時間帯の計4本(釜石線からリアス線宮古方面の乗換え2本、リアス線宮古方面から釜石線の乗換え2本)において、階段を使用せず、同一ホームで乗換え可能とする。